有名中の開成と武蔵の社会を実際に解いてみて、感想を書いてみたいと思います。

2019の開成は、歴史はそれほど難しいとは思いませんでしたが、地理の難度が高く、結果として地理の後に控えている公民の難度もあがった印象です。公民自体は裁判制度を問う問題などやや難しかったです。
地理は確定情報がない中で回答を進めるので、後半になって説明文AからHに該当するものを選択させられるのは(回答するのは)、メンタル的にも面倒で、芋づる式に間違えてしまう可能性がありそうです。

2019武蔵は開成に比較すると問題数が少なく時間配分はあまり気にしなくて良さそうでした。途中で全部の問題文に目を通せるので、試験慣れしていれば解らない問題は後回しににするなど試験時間内でも対応可能だと思いました。ただ、全部記述なので、記述が苦手あるいは文章を書くのに時間がかかる場合には、予想以上に苦戦するかもしれません。記述とは言え、回答の根底にある知識を問うているようなので、知識の積み上げは必要だと思います。

2019の開成と武蔵の社会を比較してみると、開成の方が難度が高いと思いました。
開成の方が明らかに時間的な余裕がなく、かなり追い詰められます。求められる知識量も開成の方が多いと思いました。武蔵の場合、記述の背景にある知識や事実を外すと大幅減点になる怖さを感じましたが、開成には絶対的な知識量の壁のようなものを感じました。