噛み付きの代償は? | Pull Myself up by My Bootstraps!

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タイトルは、統計学におけるBootstrap(現実のデータを基に、
現実と異なるショックが起きた場合のデータの振る舞いを分析する方法)の語源
「自分のブーツの紐を引っ張って足を上げる」→自分の置かれた環境を自分の努力で変える、という意味です。

日本代表の敗退は残念でしたしょぼん

が、まずは代表チームの選手・監督・スタッフの皆さんに、お疲れ様でしたと言いたいです。広い世界を相手に結果を残そうと挑戦したときに直面するプレッシャーや苦痛は、本人たちにしか分からないものだと思います。

さて、その日本の試合に先立つこと数時間前、ウルグアイ対イタリアでウルグアイのエース・スアレスがやっちゃいましたね。。。


噛み付き


イタリア代表のDFキエッリーニが「ホラ!噛まれた!噛まれた!!」とやっていましたが、試合中は処分はおろか、ファウルの判定もありませんでした。

試合後、FIFAが調査に乗り出そうとしている様子ですが…。


【NBCニュース↓】
http://prosoccertalk.nbcsports.com/2014/06/24/luis-suarez-bite-suspension-fifa/related/


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Article 77 of Fifa’s disciplinary code states the disciplinary committee is responsible for “sanctioning serious infringements which have escaped the match officials’ attention” and “rectifying obvious errors in the referee’s disciplinary decisions”.
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・FIFAの規律規程77条によると、規律委員会は試合中に当局の注意を免れた重大な違反行為に対し処分を下すとともに、規律に係る審判の判断の明らかな誤りを是正するrectify)ことについて責任を負う。

とのことなので、試合中にお咎め無しの行為であっても、処分が下る可能性は当然あります。

FIFAの規約上、最大限の処分は 2年間又は24試合の出場停止 とのことですが、いまだワールドカップではそこまでの処分に至るような事件は発生していないそうです。

ワールドカップ史上で最大の処分は、1994年アメリカ大会で、スペイン代表エンリケを鼻骨骨折に追いやったイタリア代表タソッティの肘打ちに対する8試合の出場停止。

次に重い処分は、同大会でのブラジル代表レオナルドのアメリカ代表タブ・ラモスの頭部への肘打ちに対する4試合の出場停止。

記憶に新しい2006年ドイツ大会でのフランス代表ジダンのイタリア代表マテラッツィへの頭突きは3試合の出場停止でした。

スアレスの場合は、所属クラブチームでの試合も含めて、こうした問題行動の「常習犯」である点。この点を加味したときに、いったいどの程度の処分が妥当なのか?

前回大会決勝トーナメントでも、ガーナの決定機をハンドで止め、出場停止となったスアレス。今大会、今後の試合に果たして出場できるのか?

ウルグアイの次の試合、決勝トーナメント1回戦は6月29日(日)。
結論はすぐに出されるのだと思いますが、どうなることやら。