繰り返し見る夢 | Pull Myself up by My Bootstraps!

Pull Myself up by My Bootstraps!

タイトルは、統計学におけるBootstrap(現実のデータを基に、
現実と異なるショックが起きた場合のデータの振る舞いを分析する方法)の語源
「自分のブーツの紐を引っ張って足を上げる」→自分の置かれた環境を自分の努力で変える、という意味です。

眠った後、あまり夢を見た記憶が残っていないタイプなのですが。

決まって何回も繰り返し見る不思議な夢があります。


・ 現実に起きたことがベース

・ 相手は同じ。

・ 場所が地元だったり東京だったりするけど、展開はほぼ同じ。

・ 結末もほぼ同じ。

・ でも夢の展開に全く影響を及ぼさない周りの登場人物(ほぼ風景)だけがリアルタイムの現実に合わせて変化する。



日本で、地元の駅に向かうバスの中なのに

・ バスに同乗してる人々が全員アメリカ人

っていう 笑


んで、毎回起きたらドッと疲れている。

展開も結末も同じなのに、どうしてこんなに疲れるんだろう?

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『ちはやふる』っていうマンガ、大好きなんですが。

ちはやふる(23) (Be・Loveコミックス)/講談社


小学生時代の転校生との思い出を胸に、高校生が競技かるたに打ち込むっていう話です。

23巻で、名人が主人公の女の子に対し、

「かわいくて」
「前向きでへこたれなくて」
「友達も彼氏(←これは勘違い)もいて」
「クイーンにもなりたいの?」

「なれないよ」

と言い放つ場面があります。
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若い頃は、

・ 大切なもの二つは天秤にはかけられない。

・ けれども、最後はどちらかを選ぶしかない。「あれも、これも」は無理

と自分に言い聞かせて納得感を得ようとしていたものですが。

年を取ると、

・ ある時点で「どちらか選べ」というのは、後から考えると「どちらかを捨てろ」ということなのではなく、単に「どちらが先か」という順番の問題だったんじゃないか

という気もしてきます。

しかし、留学を決めたこと、その後の仕事のこと、そして今の研究生活。
大切な他の何かと引き替えに与えられた機会だから、と考えることで、真摯に取り組む動機が維持できているという現実もあり、とても複雑な気分です。

たぶんそれが、この夢を見てどっと疲れる理由なのでしょう。