第17期雀王決定戦、優勝は金プロでした。

 

元々最終日までで250pt以上差がついていたところから、恐ろしい大捲りを見せて二連覇。

 

私自身は下石pを応援していたので悔しかったですが、雀王決定戦に何度も出ている経験値を見せつけるような麻雀でした。

 

他2人も下石pをいじめにくる以上、こういう展開は往々にしてありがち……特に雀王戦はpt移動が非常に激しいので、ありえない逆転ではなかった。

 

それでも逆転を許し、最後の最後に自身の指から雀王がすり抜けた下石pの気持ちは如何程であったか。

私には想像すらつきません。

 

 

 

最後のカン2mでのプッシュ。果たして9sを止めるべきだったのか。

 

 

 

普段飄々としている下石pのこの表情。

 

 

 

私が一番感動したのが最後のインタビューの場面。

 

呼ばれて画面に入ってくる時の下石p

 

「がばい悔しか~」

 

地元弁を使って喋りつつ、さわやかな笑みを浮かべながら盾を受け取る姿に、真のプロの姿を見ました。

 

まだ上の放銃から時間はほとんど経っていない。

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自分がもしあんな捲られ方をしたら悔しすぎて直帰してるかもしれん……。

 

 

あそこでもし泣きながら入ってこようものなら、インタビューしている桃pも言葉の掛け方が死ぬほど難しくなるわ、雰囲気はお通夜会場になるわで、その後出てくる優勝者の金pも気を遣って素直に喜べなかったかもしれない。

 

 

あの下石pの対応で、その後の金pへの「おめでとう!」の雰囲気が作られた。

本当に素晴らしい麻雀pとしての姿勢を見せて頂きました。

 

 

結果自体は残念でしたが、今後も間違いなくこういう機会は沢山あると思います。

次こそは勝利の女神がほほ笑むように祈っております。