もうすぐ会えなくなる君へ
あと少しで私はこの街から旅立つ。
君と私が出会い、近づけてくれたこの街。
君と歩いた道、君と入った喫茶店、
君とはじめてキスした曲がり角。
私がいなくなっても、
君は思い出してくれるのだろうか...
もうすぐ会えなくなる君の
優しい笑顔が好きでした。
横顔もときおり見せる変顔も
君のあたたかい陽向のようなにおいも
柔らかい頬もくちびるも
何もかもが好きでした。
永遠の片想いだった君。
どうしようもなく大好きになってしまいました...
最後に私は君になんというのだろう。
刻々と近づくその日、
絶対に訪れるその日を後悔ない時間にしよう、
と、今はそう思うだけ。