金ちゃん(金城裕紀)の脱退について5-2 | theSoul 河野健太郎ブログ「河野健太郎 no さそいわらい♪」by Ameba

金ちゃん(金城裕紀)の脱退について5-2

「前の記事」の続きです。

以上が、金ちゃんからtheSoulファンのみなさまへのメッセージです。

ほとんど上記の内容で説明出来ていると思うのですが、ここからは、僕(河野健太郎)の視点からの金ちゃんの脱退に至るまでの経緯をお話したいと思います。

今から約一年ほど前に、金ちゃんと二人で、theSoulの現状、今後についての話をしていた時、金ちゃんが今の生活にしんどさを感じていると打ち明けてくれました。

メジャーをはなれて、毎日、早朝から遅い時間まで生活費を稼ぐためのアルバイトに追われ、ベースを練習する時間がなかなか作れず、カップラーメンでお腹を満たして、いったい何のためにこの生活を続けているのか時々わからなくなってしまいそうな時があると。

もちろん今はtheSoulが次のステップに進むための底力をあげる修行の時期だとも理解しているけど、純粋に音楽を追求していくことを楽しめなくなってきている自分がいることも事実だと。

そんな生活の中でも、唯一の楽しみが月一回のBrother Cafe。

theSoulとしてステージに立つと日頃はどんなにしんどくても、その数時間は幸せを感じることができると。

だから続けてる、と。

その後、現在に至るまで、金ちゃんと僕との語り合いは続いていました。

流れてゆく月日の中で、

僕は二年前に始めたソロイベントken's cafeを毎月欠かさずに行い、歌の力を高めるとこに挑戦していたり。

たっちゃんはギターソロでインストを月2曲のペースで新曲を完成させ、自分の世界を広げていたり、様々なアレンジに挑戦していたり。

名人も毎回のBrother Cafeで作詞作曲に挑戦し、新曲を演奏したり。

そんな三人を見ていて、自分ももっと挑戦しなきゃという思いが増していったそうです。

話はちょっとそれますが。

僕らtheSoulにはドラムがいません。

通常のバンド形式において、ドラムとベースは、リズム隊と呼ばれます。

演奏の土台として全体を支える部分です。

つまりリズム隊は演奏の要です。

ベーシストがドラマーと呼吸を合わせ、バンド自体のグルーヴを創り出していくことこそ、本来ベーシストの醍醐味かもしれません。

金ちゃんはドラムがいない分、一人でしっかりとtheSoulのグルーヴを支えてくれてました。

でも、金ちゃんとしては一人のミュージシャンとして、生のドラマーとの共同作業をやってみたかった気持ちがあるのもこれもまた真実だろうと思います。

実際、zepp福岡やラチッタ川崎でのワンマンライブ時に、The Neutralのビートダイちゃんがドラムのサポートとして入ってくれた時は、すごく楽しそうでした。

もしかするとこんなところからも、金ちゃんがもっと違う形でベースというものを表現、挑戦してみたいという思いは徐々に積み重ねられていってたのかもしれません。もちろん金ちゃんの性格なので口には出してませんでしたが。

金ちゃんのブログで本人が語っていた、自分のやりたい音楽性が別のところに出てきてしまったというのは、ドラム不在に起因しているところも大きいのだと思います。

「次の記事」へと続きます。