本日は我が家も野暮用で6時起き。この日にこんなに早く起きるのは、中学入試時以来かも。さすがにまだ暗かったが、夜が白み始めるにつれて晴天とわかり、ホッとする。


1日目午後は、できるだけ塾で過ごすことを推奨。塾もよくわかっている。できるだけ受験生と「外界」とがみだりに接触しないように取り計らってくれる。


たとえば、帰途や帰宅後に無駄に時間があったりすると、時間を持て余し、音楽を聞いたりゲームをしたりするためにスマホを手にして、SNSなどに「解答速報」や感触などが流れているのを意図せず見かけたりする。これは2日目に良くない。


もう一つ。塾は1日目の試験の感触をクリアオフして、再起動してくれる。2日目のためにフラットな状態に戻してくれる。


模試とは異なり、多かれ少なかれ特異な精神状態になっている子どもによる本番の手応えほど当てにならないものはない。これは諸先輩の言っているとおり。「できた」と思っていたけど、得点開示されると結構危なかったり、「やらかした」と感じても、それほど悪くはなかったりする。これは本当によくあるようだ。我が家もその例外ではなく、実際に起きた。実際は5点ほどの失点を10点以上の大失点と勝手に受け止めてしまい、メンタルを無駄にやられていた。


「できた」と思ってその感触を二日目に持ち込んでしまうと、攻めなければいけない局面で必要以上に「守り」に入って、とくに算数で思うように点が伸びなかったりする。1日目が感触通りの良い出来であればいいのだが、手応えに反して実際はあまり良くなかったりすると、こうした2日目の守りの姿勢がアダとなる。


逆も真で、1日目にやらかしたと思ってメンタルがやられると、2日目もそれを引きずってしまう。コレが最悪の展開。実際にはそれほど悪くはなかったら、極めてもったいない事になりかねない。


だから塾は「できた」と思っている子にはクールダウン、「やらかした」と思っている子にはチアアップしてくれる。5年生以下、特に今三年生の方は、通塾先を迷っていたら、こういう塾を選んで下さい。そうして、子どもをフラットな状態にしてくれる。だから、午後は当日特訓に行くのが最上の選択。


そしてそこから子が戻ってきたら、親のすべきは、その状態を維持することだけ。アニメや趣味の話をしつつ楽しく夕食食べさせて、早めに寝かせる、だけだった。間違っても、試験の出来や勉強の話をすることや、SNSやそれ以外の解答速報などに接触する機会を作らないほうがいいと思う。子が自ら試験の話をし始めたら、「塾の先生はどう言っていた?」と尋ねて、塾の先生の意見に心からの賛意を示し、誘導してそこで勉強の話を打ち切ったりした。


当日特訓は、塾での最後の授業。もう、これ以降、教室で授業を受けることはない。勉強というよりメンタルの調整用にある大切な授業という。


すこしでも体調が思わしくない場合は、塾に連絡してしっかり休んで下さい。