以下、再掲記事です。長くなります。
今の子の世代を見ていると、スマホへの執着が、未熟な時期における反抗期&親離れと一体と化して起きている印象を受けます。
加えて、親世代は同じ時期にスマホを手にしておらず、その内実をなかなか理解できません。
これらがこの年頃の子のスマホ問題への対処を厄介なものにしている根本要因なのかもしれません。
さて、家庭ごとに価値観も異なります。価値観に基づくルールも異なります。にもかかわらず、もし我が家の独自ルールに何がしらかの汎用性があるのなら、それはスマホルールなのかもしれません。
合格後や入学後、深夜のスマホ漬で日中に睡眠不足になるのは、合格したとはいえ半人前以下の子に過ぎないので、ゆゆしき問題になります。それは、受験時のこの今の睡眠不足とは比べ物にならないほど、子や場合によっては家族にも深刻な影響を及ぼしかねません。
現に授業中に寝まくっている子の多くは、深夜スマホが原因です。部活などで疲れているからではまずありません。
精神的に未熟な者による深夜のスマホ漬は、精神的に成熟して自己コントロールが可能になる前に、あるべき通常の社会生活を破壊しかねません。ここだけは親が介入した上で監督権をしっかり行使すべき点だと思います。
それに対して、子の試行錯誤とそこから学ぶであろう自発性に任せる考え方は、理屈としてはありえます。しかし、スマホは持ち運び可能な歓楽街。小学生でもいとも容易く24時間営業のゲーセンにも、風俗の世界にも入られるわけです ゆえにそれは12、3歳の子どもに夜の歓楽街に一晩中入り浸りのうえで直行直帰で通学し、一通り経験して失敗から学んでこいとするのと、ほぼ同義ではないでしょうか。それでも良しとする他所様ならともかく、我が家はそれを許容しません。
そしてその最重要期は、スマホを与える前。次に、与えて半年から一年ほどの間中1の間=スマホにどっぷり浸かるのは中1。そのあとは次第に落ち着いていく。但し、個人差多し。その機会を逸してしまうと、もう親からのコントロールは効かなくなり、親介入による矯正の余地は基本的に残されていないと感じます。
勘違いしてはならないのは、その時に目の前にいる子は、今、目にしている可愛く素直で言うことを聞いてくれる小学生ではありません。周囲からいらぬ理屈を注入されて口だけ立ち、華麗な理論武装のわりには行動は得てして伴わない、反抗期的未熟者です。その後に介入できたとしても、あとに残るのは、親への深い恨み、抜け穴探し、親子間のエンドレスなイタチごっこ。
内容も重要。他の学校はしりませんが、息子氏の学校ではファミリーリンクやその他の制限プログラムは、全く意味がないです。子どもすら騙されない子ども騙しにすぎません。過去記事で触れたように、いとも簡単に外されます「連合軍」相手に素人親ではまず勝ち目はありません、立ち向かう相手は国際情報オリンピックメダリストとか、国際ハッキング選手権日本代表とかだと思っておくべきです。再掲にあたりあらためて本人に尋ねましたが、ほとんどどんな制限でも外せると、明言しました。
ここでは明言しませんが、仮にリンクを外せなくなったり、また、スマホ自体を取り上げても、実は裏の手があり、何の解決にもなりません。
我が家のルールは午後11時以降のスマホ使用は原則禁止、そしてどんな必要性があっても0時以降は絶対禁止。禁止とは物理的に遮断=ボックスに入れてロックこれも実は抜け道があり完全ではない。これには自宅wifi の管理で対処するしかない。間違いが多い我が家の子育ての中では、珍しく効果的な判断であったと今でも自負しています。
これを一年も続けると、生活のサイクルが確立して、12時には完全に眠くなって床に入るのが常になりますだから睡眠不足は起きないけど勉強もしていない。その頃になると、スマホに対しても少しは落ち着き始める年齢になっていたりもします。
あと、これから精神的にキツくなっていく受験期でも、スマホ関連の言質は一切与えないほうが賢明です。ひとたび言質を与えると、親はそれにずっと縛られます。親がその失敗に気がつき、あわてて後づけで新ルールを強要しても、子には裏切られた感が強く残ります。新ルールに対してもそれが子の意に沿わぬ後づけルールであるため、子には真摯に遵守する姿勢は欠けがちです。これではおそらくそのうち新ルールはその体をなさなくなり、相次ぐルール改訂という名の死文化を迎えがちです。
個人差はあるとはいえ、まずしっかりルール。その後に与える。最後に管理。
順序は大切、ではないでしょうか。