数年におよぶ塾生活で、最も重要な模試まであと数日。これでほぼ大勢が判明します。本番まで五ヶ月前の模試ですが、本番の結果もほぼこの盆の冠模試の結果通りになると、上の息子氏の受験時に塾から明言された模試です。

 

浜で受けた人は、総合30位程度以内なら「予選」通過。順調な仕上がりです。あとは残りの三カ月の「詰将棋」を慎重に解いていくことになります。手を間違えずに、打つべき手をしっかり一手一手を打っていけば、結果はおのずとついて来るはず。それ以下のA判定の人はボーダー層。

 

浜でBの人は塾内で不合格扱いです。だから掲示される合格者一覧には番号は記載されていません。まずそこを勘違いしないこと。どこかに大きな問題点があるはず。それを10月末までの入試練習で克服して結果を出さないと、出願ですら迷うことになります。正直、劣勢は否めません。とにかく問題点の早期解消が必須。これから時間との戦いになると思います。その上で、秋から冬までの入試練習などで4回中4回Aを出せば、なんとか本番でフィフティ・フィフティに持ち込めるはず。浜でもそう言われていると思いますが。

 

浜のC以下は、塾が「受かった人もいる」などと「甘言」を弄してきた時に、親がその意味をしっかり見極める必要があると思います。まだ可能性はあるとか、色々な表現があります。しかし現実はかなり厳しく、可能性があると言っても、それは正直百人中2•3人いるかいないかのレベルと、受験時に関係者から聞きました。実際、息子氏たちに聞いても、きついんでは、と言います。

 

たとえば公開でも、ABCの各判定基準偏差値が、この学校だけはそれぞれ「1ポイント刻み」なんです。それが数ポイント刻みの他校とは全く異なる大きな特徴です。浜ではA判定の下限値が実質合格可能性50パーセントなので、この学校のボーダー以下の合格可能性の低さが際立っています。だから冠では最低でもAの下限、100歩譲ってBの最上位を死守しておきたいです。

 

あと、前にも言った正常性バイアス絡みになりますが、自宅受験模試とかミラクル系のA判定にはほぼ意味がありません。自宅で受験できる中学受験は、この学校どころか、日本全国でもまず一校もないはずです。会場受験が不出来な時に、そんなものに託して子どもを追い込んではいけないと思います。

 

長くなりましたが、最後に。浜の冠と希の冠とは日程がぶつかるため同時に受験できません。万一の「模試の本番的中」をわずかでも回避するためにこんなこと言い出したらキリがないのですが、申し込みだけはしておいて欠席扱いで問題と解答を入手しておく人もいます。また今年は、模試当日に台風が接近する可能性が消えていません。模試の日程変更の可能性があり、台風によって延期された際に、場合によっては両塾の冠とも受験できる可能性が無いわけではないかもしれません。