通塾・通学、通算9〜10年。結構、長い。それを見越して、お子さんの小学校就学前とか、入塾前とかに、しばらくのあいだ住むとこ決めておくのもいいかも。


関西であれば、各塾の本部があり、志望校別特訓が行われる西北か上本町か。両駅の至近エリアがまず候補。


志望校が灘(か甲陽)であれば西北(阪急)か夙川(阪急・JR神戸線二線可)、岡本(阪急・JR神戸線)。灘か東大寺であれば、上本町・谷九(近鉄・阪神・メトロ)がオススメエリア。


上本町は、各塾は近く、大阪星光や四天王寺にはドンピシャ。楽勝で徒歩でいけます。鶴橋とか天王寺経由、あるいは近鉄奈良線生駒乗り換え生駒線王寺駅から西大和には行けますか。阪神間の学校は、近鉄・阪神で直通だけど(灘校:魚崎、甲陽中:香櫨園)、やや時間かかる。甲陽の場合は高校進学すると、通学時間は激増。


基本マンション住まい。上本町の駅から南へ数分ほど、もしくは北へ数分ほどが住宅ゾーン。マンション高いけど、需要も高いから仕方がない。


灘なら夙川が穴場の気も。北の方は有名な高級ジュウタクガイだけど、むしろ便利なのは阪急夙川駅とJRさくら夙川駅の中間ゾーン、あそこはめちゃ便利かも。塾には阪急で一駅だけ、学校にはJRで30分すこしあればいける。なんなら香櫨園から阪神本線もなんば線も近鉄もつかえる。甲陽いくんやったら、中学は徒歩でいける。高校もすぐ。東大寺はどうやろ、行けなくはないけど、厳しいなぁ。洛南はOK。どうですぅ? 


阪急・JRともに駅徒歩5分圏内ゾーンは、とても閑静で良好な住宅地。治安も雰囲気も落ち着いてて、変人隣人いる可能性少。奥様方大好き系店も近くに点在。スーパーが、駅前ダイエーとか、やや困ったちゃんかな。


だから、やはり高い(笑)。でも、資産価値落ちにくい。駅チカやからね。銀行預金勝手に一円減ってたら大騒ぎするけど、不動産の資産価値年々数十万減ってもなぜか何も言わん人大勢おるから、この手の話はウケが悪いか。


通塾時間片道20分増えても何も感じん不感症の人多いけど、そんな人が灘猛特訓受けなきゃなりません!と大騒ぎするのが理解できません。


灘猛算数、秋にはテスト40分で60分問題とかせる。一日の往復通塾時間40分増えたら、このテスト一回分の時間ですよ。通塾するたんびに、テスト一回余分にできる。それ無視? 週5で通塾したら、週5回余分にできるけどね。


もし、お住まい選べるお立場であれば、就学前・通塾前にそのへんのこと、よーく考えるのも吉と思います。すくなくとも凶にはならんです。


西北は、徒歩で浜も希も、直前期でも10分で行けるのがホンマにいいですな。通学も、夙川より少し時間かかる程度。ガーデンズもあって買い物が至便。でも、やはり高い。あの立地、仕方ない。


阪神国道とか今津、庶民的にはなるけど、だいぶ安くなる。阪神線使えたらナダコウヨウ便利やし、今津やったら東大寺もなんとかいけますね。


あとは岡本があるけど、阪神間でも一番お高い。さすがに通塾・通学とも便利。最近は、希学園の灘系の授業、岡本でも受講できるようで。になみに灘には徒歩圏内。東大寺はまぁ無理やな。西大和は、必死こいたら、行けないわけではない。


あと、芦屋や芦屋川は意外と通塾には不便なんですな。西北までの電車アクセスが、芦屋川近辺でないと悪い。だから、外車で塾へ直接送り迎えですか、そうですか。梅田には塾がない(と言ったら、怒られるか)。



灘とか甲陽とかは、阪神間という土壌があって、だからこそ、ここまでの名門になれた学校。阪神間に住居を構えられれば通塾・通学とも有利&便利というのは至極当たり前です。あと、この地域であれば、とくにJR神戸線以北や阪急神戸線沿線は、公立小学校が落ち着いている可能性が高く、小学校側も受験に慣れていて調査書とかの手際がよく、さらには中学受験することで児童の中で我が子が浮くようなことはまずない、という利点もあります。


私立小学校も選択できますが(上本なら加えて国立行ってる子も多い)、これは両刃の剣と言う面も。私立の場合、学校が受験対策的な内容をしてくれることもあり、受験にはきわめて理解がある側面もありますが、小6でなぜかやたら宿題を出す学校もあったりもする。


あと、私立や国立の場合、児童間の関係ね、頭においておく必要あり。みんな受験するから、学校と塾との切れ目がなくなってしまい、塾の所属クラスや模試結果、志望校によるのヒエラルヒーが学校でもまた再生産されて、息抜き場がなくなってしまったりしている。公立小の子が直前期にやたら塾行きたがるのは、こうした息抜きが学校でできるからなんですよね。


それと併せてよく聞かのが、私立小ママの問題。学校ママ友=塾ママ友になってしまって、受験絡み他でこじれたら、それは極めて鬱陶しいことになるらしい。


話がそれましたが、子どもの時間に重きをおくか、親の時間に重きをおくか、両者のバランスを取るか、これは資金面とも合わせて難しい選択を迫られる案件です。



あくまで個人の主観です。