これでおわり。


スポーツ界のそれと同じように、ドーピングは長期的に子どもの健全な成長を蝕んでしまいます。


公開テストは、手段であって目的ではない。みんなそれを知ってる。でも、見失う。そんなものに過剰に振り回されない。でも、それができない。そして手段が目的化してしまう。ここで親の胆力と俯瞰力が試される。


公開対策など、今すぐやめましょう。親はお子さんの実像に正面から向かい合うべし。目を背けなさんな。そして、着実に成果を出せる対象から、しっかり積み上げていきましょう。子どもに自信をつけさせましょう。とくに新四年生は。


浜は、いろいろ言われてます。決して誰にでも万能な塾ではありません。なかにはアレなテキストやアレなトップ講師もいます。でも、浜の推奨するマスターコースの勉強法は、決して奇をてらったものではありません。まさに受験勉強の王道にほかなりません。


子どもがこれを正統的な勉強法と早くから意識して、自分のスタンダードとしてしっかり血肉化しておくことの重要性は強調してもしすぎることはありません。中学進学後の勉強、もっというと大学受験まで、このスタンダードでしっかり勉強できます。


ちなみに「鉄」推奨勉強法も基本的に同じ発想です。復テのシステムの弱い塾(復テがないとか、問題が簡単すぎてノー勉に近くても満点取れる塾)出身者が、中学進学後の学校の成績で低迷する理由の一つが、あるいは鉄に通塾で無惨なことになる理由の一つが、ここにあります。本気で復習するやり方をわかってないし、それの習慣化もできてないから。


新四年生はとくに、入塾直後のまさに今が大事。家庭学習の枠組みを設定する大事な時期だから。後で変えようとしても、お子さんが抵抗してまずうまく行かない。極めて肝心な時期。だから、お子さんがまだ初心でいて、しかも素直な年頃というこの機を逃さないこと。その場しのぎではない、王道の勉強スタイルを明確に確立を。そこにドーピングを持ち込んだら、どうなることか。


繰り返しますが、「対策」不要。「対策」なしの成績こそが、真の成績。「対策」なしで初めて見える弱点こそが、トータル百万円単位の大金を払ってでも手にしなければいけない、宝の山。



4回シリーズで長すぎたので、まとめます。


わからんところを見つけて潰していくのが、受験勉強の一手目。せっかくの弱点発見する機会を自分で潰して、さらには子どもまで潰して、どうすんねん、アホちゃいますか?



あくまで個人の主観。