土湯系中ノ沢亜系の柿崎文雄工人。

彼の作るたこ坊主は、なんだか柿崎さんご本人にそっくりスマイル
右下のでっかい子を連れて来ていました。



ミニーたこ坊主、いまむかし。ミッキー

左側のは8月例会でたまたま購入したもの。

20代の頃作ったと仰ってましたが、ほんとかなぁ?
右は、会場で実演した、ろう引きされていない貴重な1本。

最近、特に口を赤く塗らないのが特徴なんですって。
赤く塗っちゃうと、夜のキャバレーのおねーちゃん(と彼がそう言ってた)みたいになっちゃうから
可愛らしさを出したいと言う事で塗らなくなったそうです。
こんな風に並べてみると、違いがあって面白いですふなっしー



裏はこんな感じ~


えじこも買いました。
 

こけしWikiに詳しいのですが(←クリックでリンクに飛べます)
柿崎さんは鳴子で修行していた事もあり、むかーし鳴子系のこけしを作っていた時期もあるのです。隣にいた鳴子系の工人さんは兄弟弟子だと言ってました。

その頃は、もちろんこけし祭りのお手伝いもされていたそうで
久しぶりに鳴子のこけし祭りに来たと言っていました。

義理の父「岩本芳蔵」(姻戚関係にあった)が病気になってしまい、その間鳴子の高亀で
「高橋武男・正吾」に教わっていたそうです。

戻ってから、しばらくして、芳蔵の許しを得て、たこ坊主を作るようになったそうです。
木地のお上品さも鳴子系の影響を受けているとか…。
でも、もう鳴子系のこけしは作れない、バランスが違うから、と仰っていました。

そんな話を柿崎さんのブースで聞いていたら
横からやってきたこけし蒐集家のおぢさまが、どうやら柿崎さんの作った鳴子系こけしを持っているとか…ニヤリとしていましたにやり

柿崎さんのその場で実演して作ったこけし2体のうち、1体は彼が購入
もう1体は、ろう引きしていないところがいいということで、買いましたっ。

今、私の中では一番きているこけしが、たこ坊主なのですハート