高橋よしあき with 田中眞紀子 DUO
2006.11.14 Live at 渋谷APIA
競演/あやはことり、鳥人ダイゴマンコーダ、本家智樹


1.三月の朝
2.JUSTICE
3.挽歌
4.カワサキ
5.神様になりたい


出番までわずかとなった20時過ぎ、
店のスタッフでもあるしーこ=火取ゆきが言った。
「歌ってる時の視線が遠過ぎる気がする」
「歌の内容を飛び越えちゃっててもったいないなぁ…」


え?
客席のずっと先に焦点を合せるのは、意識的にやってきたこと。
これまで、ステージで自閉気味に目を伏せたり、
小屋の空間の一部にしか「届かない」悪例をずいぶん観た。
その教訓を自分に活かそう!
ってな思いでね。

しーこが、あえてステージ前にくれたアドバイスだ。
きっと的を獲てるはず。
この確信の下、視線を客席の真ん中に集中させ歌い切った。
いやぁ…
まったく図星、よーくわかったよ。

オレのやり方は、聴き手に向ってるようでいて、
実はそのスタイルの中で「自己防衛」にまわってた。
顔や視線でなくキモチの部分で。
ココをクリヤーできたことが、今夜の一つ目の「おかげさま」。


ステージ狭くて、ギターのヘッドがピアノにブツカりそう

で、そもそも今夜の「おかげさま」は眞紀子さんだ。
同じ風景やテーマを共有できてると、
そんな風に感じる彼女と二人で演ることで、何が生れるか?
まずその第一弾として、
自分のナンバーにピアノを絡めてもらった。
初のデュオライブとしては、及第点の出来でした。

サックスSUUとのような「予想できない」即興性ではなく、
積み上げ重ね合わせる整合性と調和。
という意味では、その場でキモチを合わせる以上に、
段取り含め、じっくりと準備の時間が必要だった。
当日を除けば、2時間のスタジオリハを2回。
この条件下では、出せるモノを最大限に活かせたと思う。
何よりリラックスして歌えたし。

でも、もっとデキルはず。
単にバックでピアノ弾いてもらうだけぢゃない、
真にコラボレーションといえるデュオが。
チバ大三のコメント「二人で新しい曲作るとか?」にも、
遠くない今後トライしてみたい。
骨肉ビールという、良いお手本があるし(笑)