
何度か予告編を観ててね。
「この映画は、是非おさえとこう」って。
そう感じた一番の理由は、主人公が「歌うたい」という点。
と、もう一つは「XP」という病気への関心。
この難病をモチーフにした映画は過去にも観ててね。
藤原竜也主演の『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』。
あまり話題にならなかったけど…
「紫外線を浴びると死ぬ」弟を守るため、命をおとす。
クサイながらも朴訥な作品で印象深かったんだ。
『タイヨウのうた』って題名は、そのものズバリじゃん。
とすると、台本や演出よりも、
「うた」自体の説得力がこの映画の命運を左右するはず。
いったい、どんな歌手=役者が出るんだろう?
と、YUIという歌手のことは何も知らずに観ました。
1987年生れ。19歳。
デビュー間もないってことは、当然役者も初体験だろう。
歌よりも、まずそっちに驚いた。
自然なんだよ、演技が。
「お芝居しなくちゃ…」という気負いが見えない。
スバラシイ。
「付き合ってください」
「…ウン」
この短くも決定的なセリフを、難なくクリヤーできる奥深さ。
歌の説得力も、当然同じ土壌から醸し出てるもの。
悔しいな。
すでにメジャーから出てしまってることが。
こういう娘とは、例えばアピアで出会いたいよ。
同じ「歌うたい」としてね。
~2006年7月18日 川崎チネチッタ