今日は、

 

カミングアウトしてみよう!

 

についてお話しをしたいと思います。

 

 

 

みなさんはご自分が赤ちゃんを待っていることや不妊治療をしていること、妊活をしていることを、

 

カミングアウトしていますか?

 

 

わたしは不妊治療をしていることなど、口が裂けても言えませんでした!

 

 

 

 

そのため「カミングアウト」というやや大げさな言い回しこの記事を書いているのですが、

 

 

わたしにとって不妊治療をしていることを他者に口外するなどカミングアウト以外の何ものでもありませんでした。

 

 

ものすごくものすごく勇気のいることでした。

 

 

なぜなら、とにかく頑張り屋さんの幼少期を過ごしてしまったということもあり、

 

 

とくに挫折という挫折を味わわないまま、

 

 

プライドだけがエベレスト級に高くなっていたからです。

 

 

勉強はとくに、頑張った分だけ高得点をたたき出すゲームだと思っていました。

 

 

なにごとも「やればできる」と思っているので、うまくできない人はただの努力不足と考えており、

 

 

「存在そのものがマウンティング」というような、愛と感謝のかけらもないとにかく傲慢な人間でした。

 

 

そんなわたしですから、まさか赤ちゃんができないなんて絶対に絶対に他者に言えないことでした。

 

 

そんなことを口にしたら、自分のアイデンティティが崩壊してしまいます。

 

 

自我が崩壊して生きていけなくなってしまいます。

 

 

ましてや、母親にだけはぜったいに言うことができませんでした。

 

 

「妊娠できないこと=女として欠陥がある」という認識だったので、

 

 

自分の娘が欠陥品であると知ったらとても悲しむだろうし、

 

 

今まで育ててくれた期待に応えられないと勝手に責任を感じていたからです。

 

 

そんな気持ちを察してか、わたしの母は「まだおばあちゃんになりたくないわ~♪」なんて言うものですから、

 

 

「(あぁほんとうは早く孫の顔が見たくてやせ我慢をしているのだ…わたしはやっぱりダメな娘だ…涙)」

 

 

と思ってしまい、ますます不妊治療をしていることを言い出せなくなってしまったのです。

 

 

そんなある日のこと。

 

 

シングルマザーの会社の友だちのお家に遊びに行くことになり、

 

 

道中で彼女の子どもを保育園まで一緒に迎えに行くことになりました。

 

 

既婚女性が初めて足を踏み入れる子どもだらけの聖域…

 

 

テーブルやイス、お手洗いなど何もかもが小さくて、

 

 

「ここは東武ワールドスクウェアなの???」とキョロキョロしていると、

 

 

突然4歳くらいの男の子がやってきて、

 

 

「誰のママ?」

 

 

とわたしに尋ねるではありませんか!

 

 

 

「あ、えっと!ママじゃなくて〇〇ちゃんのママの友だちなんだ。一緒に迎えにきたの!」

 

 

と答えました。

 

 

男の子は「ふ~ん、そっか~」という感じで立ち去りましたが、

 

 

これはわたしにとって衝撃的な一言でした。

 

 

お迎えの時間に保育園を訪ねる大人は子どもからしたら、

 

 

誰でも「誰かのママ」や「誰かのパパ」に見えるのだという事実を知らなかったからです。

 

 

これから体験するであろう世界がわたしのすぐ目の前にあったからです。

 

 

「誰のママ?」と聞かれたことで、

 

 

わたしは妊娠することばかり目指していて、

 

 

ママになることをまったく意識していなかったことに愕然としました。

 

 

妊娠したい妊娠したい妊娠したいという気持ちばかりで、

 

 

産んだあとのイメージをまったくしていなかったのです。

 

 

そして、

 

 

「そうか…わたしはママになるんだ…☆☆☆」

 

 

というキラキラした想いが胸に湧いてきて嬉しくて嬉しくて、

 

 

わたしはいま赤ちゃんを待っている身なのだ!ということをみんなに知ってもらいたくなったのです。

 

 

 

そのころから、いろいろな人にカミングアウトするようになりました。

 

 

母からは、

 

「今までずっと言えなくてツラかったわね、もうガマンしなくていいのよ」

 

と言ってもらえて、

 

こんな欠陥品のわたしでも深く愛してもらっていることを知りました。

 

涙が止まりませんでした。

 

 

そして会社の人にも「なかなかできなくて…」とちょっと困ったような笑顔で言えるようになりました。

 

 

そしたらですよ!

 

・「うちもほんとうにできなかった」が10人

 

・「毎日足を上げてがんばってた」が5人

 

(※複数回答可)

 

みたいなふうに教えてくださり、

 

 

みんなめちゃくちゃ励ましてくれるんですよ!!!

 

 

大丈夫大丈夫、って。

 

 

中にはお子さんが授からないまま奥様が亡くなってしまったという方もいることがわかり(バツイチかと思っていました)、

 

 

半径20mのワンフロアのオフィスの中で、

 

 

みんないろいろな人生を歩んでいるのだということがわかりました。

 

 

そして結果として、カミングアウトをし始めてから3か月後に妊娠することができました。

 

 

「もうあきらめよう!」と思って、あきらめた頃にひょっこり妊娠するのを狙っていたこともありましたが、

 

 

カミングアウトして穏やかな気持ちで「なかなかできないんですよ~(でもこのあいだ「誰のママ~?」って聞かれたんだよね、ぐふふ)」と言えるようになったら、

 

 

きっとそれが本当の意味で「あきらめた」ということだったのかもしれないと思っています。

 

 

不妊治療をしていることを誰にも言えずに苦しい想いをしていませんか?

 

 

一番味方であるはずのお母さんと仲が悪くて「言えない」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

もしかしたら、一緒に過ごす時間が多いご主人にも、赤ちゃんが欲しいのだと伝えていない方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

一番言いたくない人に不妊治療をしていることをカミングアウトできるようになったら、

 

 

きっと今までとは違うスッキリした感覚に包まれると思います。

 

 

とくに2人目がなかなかできないという状況の方は、

 

 

幼稚園や保育園のママさんが2人目、3人目と妊娠して、

 

 

しかも自分と同じ年なのに一番上のお子さんが中学生!みたいな状況もあるので、

 

 

ますます焦りが募ってしまうかもしれません。

 

 

そのようなときは、同じような境遇のママさんに相談するよりは、

 

 

既に2人目や3人目を産んでいるママさんに相談したほうが、

 

 

味方になってもらいやすくなると思います。

 

 

ですが、カミングアウトをしたらぜったいに妊娠できるというわけではありません。

 

 

受精は本当に神の領域なのだということを理解していただき、

 

 

自分の人生を精一杯楽しむことに集中してもらいたいなと思います!

 

 

もしカミングアウトしたい気持ちがあれば、コメントに書き込んでくださってもOKです。

 

 

わたしがばっちり応援サポートいたします!

 

 

このところ左脳的なアプローチの話が続いてしまったので、

 

 

あしたは「見えない世界」のことについてお話ししたいと思います。

 

 

 
 

応援しています。

 

 

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いつも読んでくださってありがとうございます。