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ほんとに寒い日が続いていますが、今年は1月からダイエット合宿スリム・スパ・ステイのお客さまがみえました。

今回は2回目の方でしたが、冬の群馬よりはかなり温かいところからいらっしゃってくださいました。 こちらが出張したいくらいでした!

写真はある日の朝食です。

この日の生ジュースはりんご、レモン各1個ずつ、金時にんじん(かなり長くて赤い人参です。)1/2、とちおとめ5個、トマト(中)2個、無調整豆乳適量というレシピでした。

朝から血糖値を上げずにインシュリンを急上昇させないのがアンチエイジング(健康長寿)のコツです。朝から血糖値を上げないと、昼、夜の食事のあとでも血糖値が上がりにくいことがわかっています。

午前中も温泉での水中歩行などで運動していただきますが、この食事で十分満足していただいています。もちろんお昼前にはお腹が空きますが。

 ダイエット合宿の目的は短期間で体重を落とすことではありません。太りにくい食事、太りにくい生活を体験していただき、家に帰ってからも実践していただくことが目的です。

「1週間で5kg痩せる!」といった広告を時々見かけますが、食べずに運動すればそれは可能でしょう。でも、そんな生活はこれから一生続けられるわけがありませんし、もし続ければ確実に体調を壊します。

 人間の身体は自分の意志と関係なく、生きるために周囲の環境に対応します。食べる量を減らしてエネルギーが入ってこなくなれば、当然生きるために今身体に貯めているエネルギーを使いすぎないように働きます。最初は貯蓄してあるグリコーゲン(肝臓に貯めてあるエネルギーです。)や脂肪などを使って対応するので体重は落ちてきます。

でも、「一週間がんばったから今日はご褒美!」とか言って、一週間後にケーキを食べたとしましょう。やっと入って来たそのエネルギーをなるべく使わないように貯め込もうとします。

久しぶりに食べた糖質と脂質は脳にも幸福感を与え、1個でやめておこうと思ったのにそれでは止まらないということも。糖質には依存性があるので、食べつけてしまうとなかなか「今日はやめておこう」という気持ちになりにくいのです。

身体は、「もうエネルギーがなくならないようにがんばって貯めておこう!」と勝手に判断してますから、食べた分はしっかり貯金され、あっという間に前の体重を追い越します。

これがリバウンドですね。

このようなことを繰り返していると、どんどん痩せにくい身体になってしまい、「食べてないのに痩せない。」「こんなに運動しているのに痩せない。」「どうやっても痩せない。」となってしまいます。

そのようなことがないように、身体を維持するのに必要な栄養素を十分摂取しながら、身体に負担をかけずにゆっくりと体脂肪を落とし、同時に筋肉も維持して健康的な体型を目指していただくことが重要です。

どうすればそういう生活ができるのか、それを勉強していただくのがダイエット合宿の意味です。

2泊や3泊で劇的に体重や体脂肪率が変わることはまずありませんし、それは体にとってよくないことです。

「スリム・スパ・ステイ」は人間の身体の仕組みを知って、正しくダイエットするためのプランです。普段の仕事内容や持病、ストレスの有無などによって、どうすれば太りにくい体になるのかは人によって異なります。それは、直接会ってお話し、診察しないとわかりません。

もちろん温泉には毎日入っていただきます。(だいたい1日2回です。)温泉が身体に与えるよい影響も度々書いてきましたが、また情報を発信していこうと思います。

もうしばらく寒い日が続きそうですが、すぐに温かくなって薄着の季節になります。今年はリバウンドなしで行きたいですね。