先週末は日本温泉気候物理医学会の総会に行ってきました。

 この学会はHPにもあるように、温泉の健康利用、疾病予防、改善、治療などについて科学していく場です。 出産、子育てで何度かお休みしてしまった総会ですが、次男も保育園に行くようになったので、今年は参加してきました。


この学会の魅力にひとつは温泉地で開催されることです!(もちろんお勉強に行くんですよ!)

 今回は秋田県の仙北市(旧田沢湖町)で開催されました。田沢湖には学生の頃に行ったことがありますが、新幹線で行ったのは今回が始めてです。

 駅に着くとまず大きな龍神様がお出迎えしてくれました。
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学会は、予定していた市民会館が耐震補強工事をしなければならなくなったため、地元の小学校の体育館!なんだかとても新鮮でした。初心に帰った気がした・・・。


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今回もいろいろ勉強になりましたが、トルコから来て下さった先生の講演が特に興味深かったです。

 トルコも日本と同じように温泉の多い国として有名です。イスタンブールのInternational Society of Medical Hydrology and Climatology教授、ZEKI KARAGÜLLE先生(日本語でどう読むのかいまひとつ発音がわかりません!)

Karagulle先生の講演は'HEALTHY AGING AND BALNROLOGY' というタイトルで、まさに私が実践している温泉のアンチエイジング利用のお話でした。

トルコではハマムとよばれる伝統的なスチームサウナがあります。日本の温泉とは違いますが、ハマムや水治療を使った健康増進、疾病予防、疾病改善などは古くから行われていています。温泉医学もかなりすすんでいます。お湯につかるタイプの温泉はパムッカレが有名ですね。

パムッカレのことを書いていらっしゃる方のブログ.

これも日本とは違いますが、文化として近いものはあるかもしれません。

懇親会のときにトルコの温泉文化は大変興味深いこと、私も同じ志しで取り組んでいることを、Karagulle先生にお話させていただきました。

ひとりで寂しいな~、と思いながら行った学会ですが、いろいろな先生方とお話できて、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。

モナコの国際アンチエイジング学会でも日本の温泉のアンチエイジング利用についてお話させていただいてきましたが、日本の温泉は世界でも特異な文化です。しかも、大いに健康と、老化・疾病予防、すなわちアンチエイジングに貢献するものです。 温泉のこうした面をもっともっと大勢の方に広めていければ、と考えています。