![$ハッピーエイジングワールド-h](https://stat.ameba.jp/user_images/20120312/17/therme/50/f9/j/t02200165_0800060011847307704.jpg?caw=800)
3月も10日を過ぎましたがまだまだ寒いですね。
一昨日は東日本大震災から1年という日でした。私としてはあまり年月が経った実感がないのですが、もう1年になるのですね。あの日も寒くて風が強かったことを昨日のように覚えています。
1年間というのは決して短い時間ではないと思いますが、長いと感じるのはあの地震で起きた原発事故の影響がまだ現在進行形だからだと思います。
もちろん津波ですべてを無くされた方々も、未だに元の(元に近い)生活には戻れないでいます。
すべてが現在進行形だと思います。
私の患者さんの中にも、昨年の地震から体調が悪くなって、その状態を引きずっている方もいます。大きな被害がなかった群馬県でもこういう状況なのですから、被災地の方々の心情はいかばかりかと思います。
この1年、自分なりにできることがあったかというと、正直日々の仕事や子育てに追われていたのが現実だったと思います。いろいろな方面から指摘されているように、震災当初は声を上げていたけれど月日とともにその声が小さくなってしまったひとりだったかもしれません。
でも、忘れないで行こうと思います。子供たちに語り継いで行くことが、母としての役目だと思うし、放射線障害をできるだけ抑える生活や必要な栄養素を伝えることが医師としての役目だと思います。
私が所属している点滴療法研究会では、事故当初より、原発で働く方々へビタミンCのサプリメントを届けたり、子供を放射線障害から守るためのサプリメントを開発したり、と活動を続けています。
所属する医師たちで「被曝対策の相談窓口」も開催しています。前橋温泉クリニックにも、この1年の間数名の方が訪ねてこられました。
私のような一介の開業医にできることはわずかですが、できることをやって行こうと思います。いちばんは忘れないこと。子供たちに伝えることだと思っています。
写真は今月のお花。前橋温泉のロビーには春が来ています。