寒いのきらい!
とも言っていられないので、重ね着したりして寒さ対策してます。靴下ははいてませんが(靴下きらいなのです)。
さて、今日はこちらのニュースが気になったので取り上げてみました。 →こちら
「市販の遺伝子検査、学会が批判」というニュースです。
「才能や性格、病気のなりやすさがわかるとした市販の遺伝子検査が増えていることについて、遺伝医学の専門家で作る日本人類遺伝学会は27日、「科学的に確認されていないにもかかわらず、有用であるかのような誤解を与えている場合も少なくない」などとして、監督体制の早急な検討を求める見解をまとめた
見解では、遺伝医学の専門家を介さずに、企業やクリニックで、生活習慣病のなりやすさや、肥満、薄毛などの体質、文系・理系の知能、音楽や美術、運動の適性などを調べる検査が広がっていると指摘。こうした検査の多くは、個人の体質を確実に表したり、ある病気を発症するかどうか明確な答えを与えるものではないとし、「専門家にとっては検査の意義さえ疑問視される」と批判した。」(10月28日読売新聞ニュースより一部抜粋)
しばらく前から、ダイエット治療のための肥満遺伝子の検査などを行うキットなどが発売されていました。最近は肥満遺伝子だけでなく、病気のなりやすさ(ガン抑制遺伝子などを調べるのでしょうか?)、性格(??遺伝子でわかるんでしょうか?)などが発売されているそうです。
最近は遺伝子の研究がとても進んでいて、いろいろなことが解明されてきています。それは、今までなぜ罹患するのかわからなかった病気の原因がわかったり、その治療法が考えだされたりするという意味でとても重要です。 これからもどんどん研究が進んでいくでしょう。
しかし、我々の身体に及ぼす影響について、遺伝子によるもは25%ほどで、あとは環境要因によることがわかっています。DNAがまったく同じ、一卵性双生児の遺伝子を用いた実験などがいくつも行われていて、このことは専門家の間ではほぼ明らかなこととなっています。つまり、遺伝子検査をしてガンになりやすい体質だということがわかったとしても、その人が必ずガンになるということではないということです。もちろんガンになりやすい体質ではないとしても、タバコを吸ったりお酒を飲みすぎたり、ストレスをうまく解消できない生活を送っていれば、十分ガンに罹る可能性はあるということです。
肥満やガンなど、将来命にかかわる病気について、自分の体はどうなのか知りたい、というのなら問題ないと思います。もしガンになりやすいという結果が出れば、もっと健康に気をつけて、ガンを予防する生活(免疫力を上げる、ビタミンCを摂るなど)をしよう、と思うかもしれません。(検査なんかしなくたって気をつけていればいいんですけどね。75%は環境要因だってわかってますから。)
でも、「文系か理系か」とか、「音楽や美術の才能」ってどうでしょうか?それを知ってどう役立てるのでしょう?まさか子供を検査して将来を考える・・・なんて親はいないと信じたいです。25%程度しか影響しないことを調べてそこに当てはめていくなんて、それこそ子供の才能をつぶしていることにつながってくと思います。
遺伝子の突然変異などによる病気には本当に深刻なものがあって、早く研究が進んで、治療法が見つかればいいと思うものがあります。遺伝子検査はそういうところに使われるべき検査だと思います。性格や能力の検査は、学会の先生方が言っているように、「調べることすらナンセンス」と言えるでしょう。
書いてきましたように、私たちの体の75%は環境要因に影響されます。親が肥満でも子供が絶対やせられないわけではありません。(多くの場合食べているものが同じですよね。)自分の体を遺伝のせいだけにしてはいけないということです。そして、がんばれば可能性があるということです。
