はいたい♡

 

お母さんが飾ってくれた花

 

 

 

6月23日は慰霊の日

沖縄戦終戦の日

 

 

 

わたしがとっても

心に残ったこと聞いてください

 

 

 

娘が小学校2年生の時

つるちゃんという1冊の本

の話をしてくれました

 

 

 

学校で読んだそうです

 

 

 

 

 

 

主人公つるちゃんは

当時の娘と同じ小学校2年生

の時に戦争を体験します

 

 

 

両親とお姉さん、弟、妹と

平和に暮らしていたつるちゃん

 

 

 

 

 

 

幸せな日常の様子から

絵本は始まります

 

 

 

しかし戦争の不穏な影が

一家に忍び寄ります

 

 

 

4月アメリカ軍が上陸

激しい攻撃が始まり

 

 

 

一家は追われるように

島を南下します

 

 

 

中城から西原、南風原

 

 

 

行き着いた南風原の

日本軍の陸軍病院壕では

 

 

 

壕がいっぱいだと追い出され

出ていくことになりました

 

 

 

壕を出て直後

目の前でお父さんが爆死

してしまいました

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨時期の泥の道を

横たわる死体をまたぎながら

南へ南へ南下します

 

 

 

やっと逃げ込もうとした

東風平の民家

 

 

 

家へ先に入った

お母さんとお姉さんと弟妹が

目の前で爆撃を受けます

 

 

 

3人の姿はもう

見つかりませんでした

 

 

 

そしてそこで

おじさん、おばさん

その娘さんも負傷

 

 

 

負傷がひどいおばさんを

また迎えに行くと言いきかせ

木の葉で隠して

 

 

 

置いてかないで

という声を背に苦しい思いで

必死に南へ逃げます

 

 

 

 

 

 

そしてたどりついたのは

島の南の端の崖

 

 

 

崖の洞窟に隠れていたところを

アメリカ軍の捕虜になります

 

 

 

負傷していたおじさんははぐれ

 

 

 

一人残ったお姉さんは

本当はおじさんおばさんの養女で

実はつるちゃんの

姉さんだったという言葉を残し

 

 

 

つるちゃんをおいて

収容所で死んでしまいます

 

 

 

 

 

 

 

 

小学校2年生の女の子が

たった3ヶ月で戦争により

家族を失い何もかも失いました

 

 

 

悲しいという言葉では

足りない気持ちになります

 

 

 

娘はこの本を読んで

強いショックを受けた様でした

 

 

 

戦争は怖い

戦争がまた起きたらどうしよう

と繰り返し言っていました

 

 

 

その週末、娘の幼なじみの

友達が家に遊びにきました

 

 

 

相当印象に残ったようで

娘は本を読んで怖かったよ

と友達にも話していました

 

 

 

するとその友達が

こう言いました

 

 

 

つるちゃんさ、学校に来たよ

教頭先生のお母さんだよ〜

慰霊の日の前に話をしてくれて

とても元気だったよ!

 

 

 

 

 

(その友達は学校が違う)

 

 

 

娘はとてもびっくりして

うるうるして喜んでいました

 

 

 

そして友達が帰った後

私にこう言いました

 

 

 

ママ、つるちゃんはね

戦争のあと一生懸命

明るく頑張ったんだって

 

 

 

だから子供もできて

いい家族ができたんだって

 

 

 

つるちゃんが幸せになれて

ほんとうに良かった

1人で生きてほんとうに偉いね

 

 

 

あの本を書いたのは

つるちゃんの子供なんだって

 

 

 

お母さんの話を聞いて

戦争をしてほしくないって

思って書いたんだって

 

 

 

わたしにはわかった

戦争は本当に嫌だ

 

 

 

 

 

 

それは今を生きている娘が

それは遠い昔ではなく

身近に感じた戦争体験でした

 

 

 

戦争の話は

聞きたくないもの

怖いから

 

 

 

でも知らないことはもっと

怖いことだと思う

 

 

 

人の痛みを知らずに平和は

守ってはいけない

 

 

 

多くの亡くなった方々が

望んだ平和

 

 

 

これからも続いてほしいと

慰霊の日に改めて願いました

 

 

 

 

 

 

最後に

つるちゃんの言葉

 

 

 

時もいつのまにか過ぎ

やってくる年に

孫の年は七歳になる

 

 

 

思い返せば

あの恐ろしい戦争の時

わたしの年も七歳だった

 

 

 

後々の世も

永遠に平和を願いたい

 

 

 

ブーケ1

 

 

 

 

皆々様

どうか

平和で

穏やかな

日を

過ごされ

ますよう

祈って

ます

感謝です