あだ花 | ことのは

ことのは

本がだいすきです^^

「男社会で働く」というゲームは、

ルールを熟知している人が有利に進められる。


フルタイムで働く女性が珍しくなくなったいまでも、

「女は早く結婚して家庭に入り、

専業主婦として子供を育てた方がシアワセだ」

という論調が和歌でいう下の句だとしたら、

上の句は「男は外で稼いで家庭を養う」であろう。


一度働き出したら中座しづらいのが男の現実だとしたら、

彼らのプレッシャーは相当なもの。

ゲームから降りても失格とはみなされない女と、

ゲームを降りたらアウトと見なされる男。


上司にボロクソに言われても反論しない多数派ゲーマー

働く男たちの多くは「長く居続ける」が重要であり、

上司に食ってかかる女は、充実したプレイを望む。


男と一緒に働くライフハックがあったとしても、

女には期待値で仕事は降ってこない。

眼前には女のままでは渡れない川が横たわっている。


一生懸命働けば働くほど、

お金を稼ぐことがどれほど大変か、身に沁みてわかる。

そして結果の出る楽しさと手ごたえは、脳と体がしっかり覚える。


金銭的行動力的に馬力が効くようになる三十代女の独身生活は、

あまりにも自由過ぎて楽し過ぎる。

マイペースで自由自在、やりたい放題の心地よさ。

手に入れた自由は、武器から城へと姿を変える。


自分の力で切り拓く人生には、

なにものにも代えがたい楽しさがある。


結婚しなきゃわからない喜びがあるならば、

結婚したらわからない楽しさもある。



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