この映画
ドキュメンタリーの映画。


時々書籍や
テレビでお目にかかって来た
津端さんご夫婦の
日常を切り取ったお話しです。


お二人の年齢を合わせると
180歳近いご高齢なのは
実際なのですが


とても「今らしい」というか

過去の苦労や重たさを
感じさせないというか
そこに執着がなく清々しい。



外側の世界と繋がりながらも
ご自分達の世界を大事に
揺るぎない安心感が
お二人の間には確かにあり


若々しいという表現では
表せない若々しさを超えた何かが
お二人から感じます。



旦那様が建築家でいらして
愛知県春日井市の
高蔵寺ニュータウンの開発に
携わってみえた事がきっかけで


そこに家を建て
庭には畑や果樹
竹林や木の実など様々な
植物を長い長い年月をかけて


ゆっくりゆっくりと
雑木林をコツコツと作り上げ



素朴で穏やかで美しい暮らし。


お二人はこうおっしゃっていました。


「私達は後世に財産は残せない

だけど良い土を作り、その土が
豊かな作物や自然を作ってくれる、、」


お金に勝る財産だと
私は思います。


映画の中での言葉、、、
年を重ねるごとに美しくなる人生


私もそう思っています。


こんな風に心豊かに
仕合わせに暮らせるのなら

夫婦っていうのも悪くないかも。