変わらぬ日常 | 「会社辞めたい」「仕事行きたくない」   職場心理物語  『 いつか来た道 』

「会社辞めたい」「仕事行きたくない」   職場心理物語  『 いつか来た道 』

家族があるにも関わらず、会社に行けなくなってしまった男が、ボロボロに傷付きながらも、自ら考え、勇気を出して行動し、周りの人が支えてくれる中、自分の弱さと戦いながら、見事復活を遂げていく感動のストーリーです。



夜布団に入る。

 

 

 

 

 


ひたすら祈りつつ眠る。

 

「どうか今夜は朝まで眠れますように。。」

 

 

 

 

 


ふと目が覚める。俺はゆっくりと外に目をやる。

 

 

 

 

 


「あぁ、またダメだったかぁ..」

 

外は真っ暗だった。

 

 

 

 

 

 

 


恐る恐る時計を見る。まだ3時半を回った所だ。

 

また朝まで自分と格闘することとなる。。

 

 

 


   


相変わらずの日常が続いていた。

 

 

 

 

 

 

メンタル的には強い不安感と焦燥感に包まれ、

 

いつも軽いパニック状態。

 

 

 

 

 

 

 

身体的には頭痛とめまい、それと脱力感で

 

何もすることができない。

 

 

 

 

 

 

「はやる心に対し、身体が全く

 

ついていかないような感じ」

 

とでも表現したらいいだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

そしてこんな自分をひたすら責め続けるのだ。

 

 

 

 

 

 

「自分はダメ」のレッテルを貼り続ける作業を

 

いつまでも飽きずに続けている。

 

毎日毎日、本当に気が滅入る。

 

 

 

 

 



・・まずいな..

 

 

 

 

 

 


先日病院にだって行ったのに、状態はちっとも

 

改善していない。

 

 

 

 

 

 

 

 

でもそれは無理のないことかもしれない。

 

 

 

 

 



なぜなら俺は薬を口にしていない。


やはり怖くて、薬が全然飲めていないのだ。

 

 

 

 

 




いつまでこんな日が続くのだろうか。


いつまで俺は耐えられるのだろうか。