「ひがみ」と「ひねくれ」は、私のインナーチャイルドのキーワードでした。
素直に人の愛や好意が受け取れない自分。
愛してくれる人を遠ざけている。
思えば、両親、祖父母、親戚全員に「悪い子」だと
いつも責められて育ったのでした。
褒めてもらったことがほとんどなかったのです。
根本先生は、「私はひどい子供時代を送ったのだ」とおっしゃり、
私は初めて自覚をしたのでした。
先生は、
「小さなのりちゃんに今欲しいものは何か聞いてみて。
なんでも好きなものあげられるから」
とおっしゃりました。
聞いてみると
「ミスタードーナツに行ってドーナツ食べたい」
と答えてくれました。
小さい時にとても憧れていたお店だったのです。
今のおばさんになった私と小さいのりちゃんが二人で一緒にミスドの窓際に座って
ドーナツとオレンジジュースを飲むことをイメージしました。
するとのりちゃんがニコニコし始めました。
これからは、ひがんだり、ひねくれた気持ちを感じ、
自分は必要とされていないと辛くなったら、
小さなのりちゃんを慰め抱きしめること。
大丈夫だと言ってあげ、愛しなさいと。
今の自分ではなく、5歳の子供を。
そして、先生は、少し時間が超えても大丈夫かと聞いてくださり、
無料で少し延長して今の悩みに関係した過去生を見に行こうと提案してくださいました。
願ってもないことでした。
そしてついに私は、はっきりと前世を見ることができたのです!
(つづく)