自分のインナーチャイルドが出て来た | 宇宙通訳&ヒプノセラピストのりちゃんブログ

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人生は一度だけではありません。私達には2000回もの過去生があるといわれており、それは潜在意識の中に格納されています。ヒプノセラピーで潜在意識の蓋を開き、過去生を知ることができます。そして今を十全に生きることができるようになります。死をおそれなくなるからです。

さて、そんなこんなで20年以上も見ることができなかった前世。

 

当時の私は、東京に来て1年余り。

猫3匹と一人暮らし。昔からの仲良しの友人は少しはいるけれど、

コロナ禍のために全然会えない。

 

東京は好きだけど自分にとって縁もゆかりもない土地。

天涯孤独な気分になって、

仕事もやる気が出ず鬱っぽく落ち込む。

どうも中年の危機というやつみたい。

私は何のためにこの世に生まれて来たのかともんもんとしていました。

 

そんな私に根本先生は、前世を見ると出てくるのは「ウンコ」だとおっしゃった😅

ウンコとは、顕在意識的には忘れているけれど、心の奥底にあるトラウマ。

私の前世は、何か目をそらしたくなる汚いものだから見たくなくて

見れないのでしょうか。

 

そして先生は、私を「見えにくいタイプ」だと断定されました😞ガッカリ

でも見えなくても感じるからと元気づけられ💦

寝心地のよいふわふわの寝椅子に横になります。

 

心地よい声でリラクゼーション誘導をしていただき、

小さな川を渡り、白い霧に包まれ、霧が晴れて見えてきたのは、

薄暗い針葉樹林の森でした。

 

 

そして私自身は、スイスの民族衣装っぽい服を着た15歳ぐらいの女の子でした。

手にはバスケットを持っています。

そして未来に対して漠然とした不安を感じていましたが、

状況はよくわからない。

何もかもが曖昧模糊としています。

 

そこで根本先生は、この前世を見るのをやめて

今の問題の鍵となる現生を見に行こうと提案されます。

 

えええ、私は前世の旅をしたかったのに、今の人生を見るの?

ガッカリしましたが、従うことにしました。

 

先生が3つ数えると、現生の過去に降り立ちました。

 

私は5歳。当時住んでいた家のお向かいのひとつ年上の優子ちゃんと

家の前にゴザをひいておままごとをしています。

 

そして超絶「悪い子」だった自分を思い出したのです。

弟をいじめる姉の私。

おばあちゃんに「くそばばあ」という私。

お片づけのできないダメな私。

 

私は、5歳のお誕生日にバースディカードに幼稚園の先生が

書いてくれた言葉をよく覚えている。

そこにはこう書かれてあった

 

「のりこちゃん、おたんじょうびおめでとう。

うめのはなのようにこころやさしいひとになってください」

 

それを読んで、「ふんっ!私がそんなやさしい人になれるわけがない」

と思ったのをはっきりと覚えている。

だって私は悪い子だから。

 

ダメな子、悪い子だと思って生きて来た子供時代のことを

まざまざと思い出しました。

 

そしてそれが今も自分を縛っているということに気づいたんです。

私の「ウンコ」だ。

出さないと病気になって死んでしまう。

 

涙がぼろぼろとこぼれました。

そう、子供のころは毎日辛かった。今の方がずっと楽。

大人になって家を出てから実家に近寄りたくない気持ちが

ずっとあった。

今も東京にいられて幸せ。

 

でもよく考えてみたら、5歳の小さな女の子がそんなに

極悪人みたいに悪いはずがない。

なのに悪い子だとずっと自分を責めて生きて来た。

 

根本先生が「辛すぎる。涙出る」と同情してくださって

それを聞いてまた涙が出た。

 

私は2歳半の時に弟が生まれて、両親や祖父母の注意が

或る日突然全部弟に持って行かれて愕然としたのでした。

それまでは、私は大人の全注目を集めていました。

それがある日突然、お猿のような赤ちゃんがやって来て

状況がガラリと変わったのでした。

もう誰も私に注目してくれない。。。

 

それどころか

憎っくき弟をいじめて悪い子の人生が始まったのでした。

5歳の私は、今も私の心の中にいるひがんでひねくれた

インナーチャイルドだったのです。

(つづく)