室井摩耶子さんのピアノ人生 | セラピスト ジャパン

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輝く女性たちその2

先日、室井摩耶子さんのピアノ演奏を聴く機会があった。
最近よくテレビに出ておられる90歳を過ぎてなお現役のピアニストと言われる話題の方である。
ドイツで出版された「世界の150人のピアニスト」に選ばれている。

朝、10:30楽屋入りから演奏終了後まで5時間を、リハーサル演奏から舞台のピアノの位置、緞帳の下りる位置と客席から見える位置、そして主催者との交流から本番・・終演後のロビーでのサイン会まで精力的にこなしていらした。

演奏は「月光」他良く知られている曲ばかりであったが、始めて聞くような新鮮でもあり、深く柔らかなまたダイナミックな響きは80年以上をピアノと共に生きてこられた室井さんの世界そのものであった。ドキドキドキドキドキドキ音譜


そのパワフルさと共に、物腰のエレガントさ 飾らない優しさときらきらとした美しさに観客はもとより主催者も圧倒された。
健康の秘訣はと聞かれると前回の女医さんと同じく肉大好き人間との事。

びっくりしたのは、某大手メーカーの調律師が観客と一緒に並んで、摩耶子さんの手からCDを買っていたことである。自分の所でも売っているだろうに・・・ム、ム、ム・・・

はたして私自身90歳を過ぎてパワフルにきらきらと輝いていられるであろうか。

     とても無理であろうが・・・

それは、真剣に謙虚にひたすらに一筋の道を探求し続けてきた真摯な姿かもしれない。

美しさは、その人の生きてきた歴史や考え方からも大きく影響を受ける。



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