「女の子は」


「どんなところに嫁ぐか」


「わからないから…」





わたしが子どもの頃


母は、繰り返しそう言っていた











「女の子は」



「いつか出ていくから」





「あてにしてはいけない」







「家にお金を入れなくていいから…」



「自分で貯めて、自分で支度して行ってね」







そんなことも


よく言っていた






それは




母の教えだと


ずっと感じていた







わたしは、それを



忠実に守った








いま頃




なぜ、そんなことを思い出したのか



わたしにもわからない













ただ




勝手に


溢れる涙は




止めることはできない










なぜなら





わたしは



いま、しあわせに暮らしているからだ










過去がどうであれ








どんな暮らしでもいい





いま、この瞬間





しあわせと感じるならば







それでいい







それがいいのだ











ありがとうございます


トリニティ数秘術認定カウンセラー
山本登志子