小、中、高、就職…



記憶のある限り



わたしは


友だちとケンカをした記憶がない






あっ、ひとつだけ





小学生の時に


遊ぶ約束をしていた友だちが


大きな犬を連れてきて




友だちに近づけなくて…







「犬が怖いの?」って言うから







「犬って」

「噛みつかない?」



と聞いたら





友だちが

持っていた犬のリードを

伸ばしてきた




犬が近づいてきて





ビビりなわたしは





「やめて!」


と言ったら





友だちが笑った










その瞬間



「わたし、帰るね」



と言って、そそくさと帰った











そんなことがあったけれど




あれは、ケンカではないと


いまでも思ってて






そのことで、友だちとの仲に


亀裂が入ったとかは

なかったと記憶している






それは



あの時、ちゃんと


「やめて!」と言えたこと

「帰るね」と言って、帰ったこと





わたしの「怖い!」「イヤだ!」に


ちゃんと寄り添ってあげられて



その場から離れることで

わたしを安心 安全な場所へと

連れて行ってあげられたから




その後、尾を引くこともなかったのかなと



いま思う







それ以降は


その友だちの家に遊びに行くことも


あったけれど



犬小屋がある

玄関前のアプローチを

わたしが通るあいだ



友だちは

犬を抱っこしていてくれて



仲良く遊んだ記憶









実際に犬に噛まれた記憶はない



それでも


わたしにしかわからない


噛まれる 痛さや怖さがある






あの時


ちゃんと、「やめて!」「帰るね」

と言えた記憶が



今ごろ


ジーンとしている





あの経験をいっしょにしてくれた

当時のお友だちに

感謝






すっかり大人になったわたしは


地響きがするほどの

人間関係爆破を経験するのだけれど




あの小学生だった わたしを


お手本にすれば

良かったんだなぁと…


あはは





少しずつ 成長している わたしです



成長=わたしに還る








ありがとうございます


トリニティ数秘術認定カウンセラー
山本登志子