毎月


月参りにお寺さんが来てくださる





今月は


旦那さんのお母さん


つまり お義母さんの祥月命日にあたる





いつも朝7時頃にみえるので


今朝も


それまでに

自分の朝のルーティンを終わらせて


心静かに待った







お寺さん:
「寒くなりましたね」



わたし:
「本当に寒くなりましたね」






そんな会話をして


まもなく お経がはじまった






いつものように


じいちゃん(義父)  ばあちゃん(義母)

そのまた ご先祖様へ


ありがとうございますと


手を合わせた









そのときに


思い出したことがあったのです









お義母さんの口癖は


「だんだん良くなっていったらいいのよ」

でした




義母の代で苦労したことも


「としちゃんは、こうしてもらいー」

と、言うのです




それは

義母がした(例)0→1の苦労を

あなたはしなくていい


もう、それはわたしがやり切ったから・・・



としちゃん

あなたは 2からはじめたらいいのよ




そして

あなたがやりきったところから

次の人がはじめたらいい




どんどん良くなっていったらいいのよ






そんな話をしてくれていた義母でした








懐かしい会話を思い出し


じーんとしたと同時に






わたしは

義母のような気持ちになれてるのかな



と、じぶんを疑ってみたのです






わたしも苦労したんだから

あなたも苦労しなさいよ・・・




わたしも頑張ったんだから

あなたも頑張りなさいよ・・・




そんなふうにして


じぶんの何かに相手を当てはめようと

してきたことがあったなぁと…





それも、わたしだし




それが


ダメなことではないけれど





義母の祥月命日のお参りで


このことを思い出せたのは




やはり

義理の両親が



いまこの世で生きている

わたしたちを

応援して護ってくれているとしか思えなくて





わたしも


じぶんがそうでありたいな

いいなと感じることを選択していこうと


あらためて思いました






次の世代に繋げるというのは



物質的なものだけではなくて


精神的なもの


物事の考え方や思想




そういったものも


含まれるんだなぁ




だとしたら



じぶんの価値観の押し付けではなく



目の前の人を信頼していくこと






そこにシフトしていきたいなと


感じたのでした








生まれた実家でのご先祖様とのつながり


そして

嫁ぎ先でのご先祖様とのつながり





どちらも


じんわりと感じた日曜日でした













ありがとうございます


山本登志子