希望のリレーはここに。「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(2016年)。
"Rogue One" Photo by Craig Duffy
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ドラマ「キャシアン・アンドー」を観て「ローグ・ワン」を7年ぶりに観直しました。
その時のブログ記事はそのままに新たに記事にします。
本作は「エピソードⅣ/新たなる希望」のオープニングまでタスキがリレーされるのを描きます。
SWのお伽話的側面を一切排除したなら、ローグ・ワンで描かれた名も無き普通の人々の悲劇的な犠牲が残る。
そこをスター・ウォーズの世界観を借りて描ききってますね。
「キャシアン・アンドー」観たからか、年月が地味に人を変えたか、観方が少し変わりました。
ローグ・ワン結成シーンとラストが感動なのは変わりませんでしたが。
希望を訴えるも、反乱軍評議会に相手にされなかったジン。
失望するジンにキャシアンが手を貸す。
汚れ仕事を疑問を抱きながらもレジスタンスのため、と言い聞かせてやってきたキャシアン。
勝つために、ルーセンや敵の帝国と同じように味方を騙すこともしてきたんですね。
反乱が成功してもキャシアン達が世間から光を浴びることも感謝されることもない。
そんなキャシアン達は、ジンを信じることで自己肯定出来る、と。
"ROUGE ONE LEGO" Photo to Antonio Hidalgo
sorece:
ジンも今まで困ったときは独りだった、とキャシアンに感謝をする。これからは違う、と。
孤独な人間不信の塊にとって、人望厚い人間からの信頼ほど効く薬は無い。
それもまた希望なんですよ。
チアルートがベイズに「キャシアンは殺し屋に見えるか?」と聞くと、ベイズは「いや、彼は違うな」。
2人は人を見る目があるわけで。
それは直感的、いわばフォースみたいなもの。ある人にはある。
人付き合いは「類は友を呼ぶ」だから、今までならジンには悪党が寄ってきて騙されるはず。
しかし、最後の最後に彼女に良い仲間が集まった。
それは、ジンのライトサイドにキャシアンと彼の仲間、ローグ・ワンが集まったんでしょう。
"New Rogue One Trailer!" Photo to Ant-Man
sorece:
希望のリレーによって、デス・スター設計図がレイア姫の手に届き、オビ=ワンが潜伏するタトゥイーンを目指すエンディング。
さらに、その先はエピソードⅣでタトゥイーンでルークという新たなる希望が出逢う完璧な英雄譚につながってゆく。
しかし、ダース・ベイダー登場の絶望感がすさまじかった。
あのサイレン音がまた不穏で、ベイダーの呼吸音が…。
絶望と希望のコントラストがエグい。
ベイダーの暴力的なライトセーバー、フォースチョークに騒然となる船内をディスクが命がけで文字通り前に前にリレーされてゆく。
兵士が「それはなんですか?」と聞くと、レイア姫はデス・スターのデータですじゃなくて 、笑みを浮かべながら「希望です」って答える。
希望は捨てたらいかんですね。
きっと届くまで誰かのタスキでつながってきたんですから。
あと、ドラマ「キャシアン・アンドー」を観ると、キャシアンが数年間で一人前に成長しているのも分かります。





