私は温泉が大好きです♪
入浴検定の資格も持ってます!
温泉好きが高じて、入浴検定の資格を持ってます。
法律が定める温泉の中で、
温度・成分の条件を満たし、
医療効果が期待される薬理作用を持つものを
療養泉と呼びます。
【療養泉10泉の作用】
①単純温泉
・日本一多い泉質
・含有成分が規定量に満たないが、泉温25℃以上の温泉の総称
・刺激が少ない万人向けの優しい温泉
・成分バリエーション有り、「美肌の湯」が多い
②塩化物泉
・食塩を含む温泉
・海に囲まれた日本は、単純温泉に次いで多い
・入浴すると、塩分と肌のタンパク質&脂肪と結びついた「塩皮膜」が汗の蒸発を防ぎ、保温効果を持続するため、
「熱の湯」ともいう
・湯あたり少ないので、高齢者や病気回復期におすすめ
・ヨーロッパでは吸入療法に使われる
③炭酸水素塩泉
・「美肌の湯」、アルカリ性が多い
・肌表面の皮脂や分泌物を乳化し洗い流す、石鹸のように洗浄し滑らかに
・入浴後の清涼感から「冷の湯」ともいう
・角質層を軟化し、火傷や切り傷痕の回復を促進
・飲用は、胃酸過多中和、痛風に効果
・ヨーロッパでは吸入療法に使われる
④硫酸塩泉
・「傷の湯」、傷の治りが早める作用
・血液にO2を送り込む作用が高く、血流改善、保温効果、保湿効果
・血圧低下促進
・保湿効果(皮膚乾燥症)
・飲用は、胆のう収縮&蠕動運動活発(便秘改善)
⑤二酸化炭素泉
・炭酸ガス(CO2)が無数の泡となって体につく「泡の湯」
・火山活動末期の火山帯に湧出するので、日本には0.6%程しかない
・ガス成分は皮膚から吸収されやすく、末梢血管を広げる作用が強く、心臓に負担をかけずに血行促進
・皮膚の冷たさ感じる受容体に作用し、湯温より温かく感じさせ、ぬる湯でもゆっくりつかれ、よく温まる
⑥含鉄泉
・湧出時透明→参加して赤褐色(鉄サビ)
・刺激強いので、肌が弱い人は入浴後真水で洗い流す
・鉄分を含み、造血作用を高め、体を温める
・本格的に貧血改善効果を得るにはかなり飲む必要がある
⑦酸性泉
・日本では多く、ヨーロッパではほとんどない
・無色or微黄褐色
・口に含むと酸味がある(塩酸、硫酸、ホウ酸)、肌にもしみる
・表皮の分泌物を凝固させ、角質層を乾燥させる
・殺菌作用が強力(慢性的な皮膚病、粘膜への刺激強い)
・湯上りがさっぱりしている
・足浴が血糖値改善に効果があったとの研究報告
⑧含ヨウ素泉
・火山が元では無い、”非火山温泉”に多い
・黄~褐色で薬のようなニオイ
・飲用で、コレステロール血症改善との研究報告
⑨硫黄泉
・硫化水素を含むので、腐った卵のニオイ
・乳白色(有毒な硫化水素ガス、中毒に注意)
・解毒作用、殺菌作用、皮膚を滑らかにする角質溶解作用
・脱脂作用が強いので、肌や粘膜への刺激が強い
・末梢血管広げる作用は、⑤以上に強く「心臓の湯」とも
⑩放射能泉
・微量放射能含む(ラジウム、ラドン)
・温泉に含まれる微量放射能は、細胞を刺激し免疫力を高める(ホルミシス作用)
・皮膚や呼吸器からの吸収が高いが、放射能はすぐ呼気から排出される
・鎮痛効果の研究報告
<参考図書>
入浴検定テキスト
北海道の温泉まるごとガイド
温泉法 定められる温泉(療養泉)の定義
1.湧出時の温度が25℃以上 又は
2.含有成分が一定の条件に該当する
鉱泉分析法指針における療養泉の定義
1.湧出時の温度が25℃以上 又は
2.含有成分が一定の条件に該当する
(入浴検定テキストより抜粋)