紬地の袋帯。
椿柄なので冬から初春が出番です。
赤い椿♡
地色が地味なので赤い花でも派手にならず使いやすい。
生成というのでしょうか。白茶かな?
青木玉さんのエッセイに出てくる一文。
『寝間着は袷の絹紬(絹の布団の裏布)。今でいう生成り,母は朽葉色と言っていた不思議な布で・・・』(「幸田文の箪笥の引き出し」青木玉著,新潮文庫)
この一文が,吉岡幸雄さんの著書「日本の色」にも引用されていることに先日気が付きました。
何度も読んだことがあるはずなのになあ。
吉岡さんは9月にご逝去されました。
美しい日本の色についてたくさんの著書を残されています。
ご冥福をお祈りいたします。