2026年2月22日
阿佐ヶ谷ロンサムにて
「逆立ちしても届かない」
にお越しいただき本当にありがとうございました!
観にきていただいた方向けに今回ライブに向けて様々な思いや、あのセットリストに至った敬意やコンセプトについてお話しします。
お越しいただいた方で
作者の意図や裏話が好きな方はよければお読みください。
まずワンマンのタイトルになった
「逆立ちしても届かない」についてですが、
候補があと2つありました。
一つ目は
「エンターテイナー」
二つ目は
「スキットフォークシンガー」
でした。
今回のワンマンに向けて目標が幾つかありました。
・純粋に曲で戦いたい
・演劇チックな雰囲気を作りたい
・令和フォークシンガーとしてやりたい
・今までの過去を振り返りその上で昇華させたい
・ちゃんと僕の音楽を好きな人で会場を埋めたい
僕は正直自分のオリジナル曲への自信はかなり低い方です。その為 演出やMCや気を衒うことで誤魔化してるところがあったんです。
でもとある方のワンマンライブをみた時に、長尺だろうと楽曲で戦ってるのを目撃し、僕もそうしたいなって思いました。
その時まず今回は弾き語り1本でやろうと思えたし、例え持ち替えが煩わしくても曲のポテンシャルが光る、楽器を使いたいということで、二刀流スタイルで挑戦することにしました。
会場もいくつか候補がありました。非常に迷ったのですがロンサムがここを現代のフォークの箱にしたいと店長の森本さんがおっしゃってたこと、通常フォークといえば高円寺みたいなところがありますが、あくまで僕の視点ですが、正直今の高円寺にフォークシーンがあると思えなかったし、純粋に自分がこれまでライブしてて、阿佐ヶ谷という街にフォークを何度も見たんですよね。あぁ、今のフォークは阿佐ヶ谷にあったんだ...って、何度か阿佐ヶ谷という街でライブするたびに、肌に合うという感想を何度も持ってました。
それとロンサムの雰囲気が劇場感もあるなーって思い、それも決め手の一つでした。
「スキットフォーク」
これが僕が自分なりに自分の音楽につけた名前でした。
寸劇のようなライブ
それも目標だったので
あと店長の森本さんもまたフォークシンガーであり(森本ロンサムでサブスクにあるので、良ければ聴いて欲しい)なのでアコースティックについて理解度と高くてその為ロンサムは音もかなりいい。
店の雰囲気・土地・店の方針・音
全てが自分の今回のコンセプトと一致しました。
もちろん普段みたいにご飯食べながら、ワイワイしながら鑑賞してもらうライブも大好きです。
ただ今回はバラエティさが多少欠落したとしても、曲に重点を起きたかった次第です。
次にセットリストについてですが、よくオリジナル曲どのくらいあるー?って話になるのですが、中学3年生の頃から、オリジナルを作ってたので100曲は超えてるとよく言ってるのですが、実際問題普段ライブでやるのはほんの少しのローテーション
今回はせっかく曲に重点を置くのだから、様々な時代の自分の楽曲を幅広くやりたいなーって思い選出していきました。
25曲+2曲
計27曲とかなり多めになりましたが(平均的には20曲ぐらいみたい)正直最初の絞り込みで40曲あったのから、脳内オーディションや実際久しぶりに練習しての対自分オーディションをして、徐々に絞っていきましたが、これ以上は削れませんでした...笑
それぐらいの想いがあるので、これからはセットリストについて解説させてください。細かく語りますので、ここからも長いです。
まずOpen後の会場BGMに使わせていただきましたのは、macaroomのアルバム「homephone TE」でした。こちらを選んだ理由はまず単純にめちゃくちゃ好きなアルバムだからですが、もう一つの理由はウィスパーボイスで女性ボーカルかつエレクトロなサウンドということで、これからみんながくらう、サウンドと対極かなーっと思いmacaroomを流そうって考えました。
このアルバムにした理由はアルバムの長さが丁度1時間のためOpenからStartまでの時間と一致します。
聴き込んだアルバムのため時計を見なくても開演時間を把握できるという理由からこちらのアルバムにしました。
SEはフランキーヴァリのCan't Take My Eyes off You でした。こちらはSEを使うことがある時はこの曲にしてます。あと出てきたくせに何故か一回引っ込んでまた出てくるというネタをやりたかったです..笑
【前半】について
まず1曲目でやったエンターテイナーですが、こちらは結構な確率で自分のライブで1曲目になることが多いです。理由は様々ですが、まず正直にイッチバン曲のkey的に歌いづらいです..笑
ただその為自分のその日の喉の調子が一撃でわかります。あと曲のコンセプト的に、その日の自分の私情ではなく、僕は全ての楽曲の想いを憑依させるって気持ちにもなります。
あとお金を払って聴きに来てくれた人への感謝の歌でもあるので、まず初めに歌うことが多いです。
今回もこれを1曲目にしたのは、あくまで今回のワンマンはいつも通りのライブを拡張したようなライブであり。弾き語りでいつも通りをやるぞ!って思いも込めていました。
2.3曲目の日本人とジャバウォックの詩については会場のみんなが盛り上がるかなーって思ってやりました。
一人一人が周りの顔色伺わなくて自分の感想を持って欲しかったし、あと僕はこれからいい曲をたくさん歌うから歌詞に注目してくれって気持ちもこめて先発はこの3曲でした。
そしてここからのコンセプトが
【ノスタルジック・エモーショナル・過去】
でした。
・たかしの仲裁
・友達できるかな
上記は過去の僕の友達に対する立ち回りの過ちの歌や友達をたくさん作ることだけにいきてた学生時代への思いを歌った曲です。
次に歌ったのが
・体温計
という曲、小学生の頃皆勤賞目前だった僕が友達と喧嘩したことをきっかけにズル休みした時の歌です。
それぐらい過去の僕にとって友達というのは重要だったし、約束というのとか嘘というものとかへの罪悪感がえぐかった。友達繋がりでこの曲をやりました。
あまり日の目を見ることがない曲でしたが、今回たくさんの人に褒めてもらえて奴も救われたかと、
チューニングがdrop:Dだったり、時計の音やテレビを消す音、アラームの音のonomatopéeをギターで表現してたり、リリックが綺麗にまとまっていてストーリー性もわかりやすいお気に入りの1曲です。
次に過去のズル休みのトラウマ繋がりでもう定番化していた
・カバン
です。まぁこれは完全な作り話なのですが、やるならこのタイミングかと思いまして。
余談ですが、この曲を書き始めたときはこの曲の主人公は実はリコーダーを盗んでなくて何者かにハメられた冤罪の歌にしようとして書いておりました。
でも気づいたら作り上げた人物が奇人すぎて、本当に盗んでしまいした。
というか盗んでない方が自然ではないと判断しました。人の物をとったら絶対だめだよ!!
そこからこれまた定番ソングの
・親友の作り方
リコーダー盗んで舐めるやつとは親友になるなというメッセージから始まりました...笑
序盤の友達を作ることが全てと思っていた自分にとって、親友になれる人ってどんな人だろう?と真剣に考えたある意味アンサー的位置になっています。
そして下記2曲は過去に傷つけた人達へのターンでした。許してあげてもいいわはわりかしライブでやるのですが、つぐないについては高校卒業後18歳の時に書いた曲で、それっきりほとんどやってませんでした。
・許してあげてもいいわ
・つぐない
なんで僕は君に嫌われているんだろう?
そうだ僕は君を傷つけてしまったんだ
僕は君を泣かせてしまったんだ
僕は君に酷い言葉を浴びせたんだ
そんなことも忘れて今日を生きていたんだ
今回のライブで自分の今までの人生を振り返ろうと思った時蓋をしていた過去にも向き合おうと思ったんだけど、そんな時につぐないって曲があったことを思いましたと同時に僕は歌通り、傷つけた過去さえも忘れて生きてたんです。
それは悪いことではないと思うし、むしろ忘れずに引きずっているのは哀れなことかもとも思う。
、ただ過去にした過ちなどを風化させずにその頃の反省する気持ちも大事にすることで、繰り返さないと思ったし、アップデートされた優しさに繋がるとも思いました。
そして僕が思うとびっきりの優しさソング
・四角い星
につながりました。
そして前半の締めくくりは
・先生さようなら
でした。
この曲は大好きな映画「みなさん、さようなら」を観て書いた曲です。もし映画好きの方がいれば、あまり映画を鑑賞しない僕が1番好きな映画なので、観てみてください
過去は振り返りつつ、でもそんな僕自身とのバイバイまたねする歌。
過去とがっつり向き合った上で
あの頃の僕、またね👋ばいばい
【後半】について
後半序盤のコンセプトは
「生活と死」
・検討します
・いい意味でね
いい意味でねは19歳から20歳頃に書いてほっぽった曲を今回のワンマンの為にリメイクしました。
言葉の狂気性をテーマにした曲です。
いい意味でって言われたら何を言ってもいいと思うな...!!
ここからが仕事や死についてでした。
・教訓Ⅲ
・死んでみたよ
・ポンコツのワルツ
・夜明けのビリケツ星
・ウサちゃんロケット
ポンコツのワルツは23歳の頃に書いた曲で、職場で余りにもポンコツだった僕がボロクソに言われてた事を元に書いた曲です。前やっていたユニットで擦りまくってた曲だったので、頭痛の種ではほとんどやってなかったのですが、今回は僕の人生を辿りたかったので歌わせてもらいました。
夜明けのビリケツ星は高校卒業後のニート時代に書いた曲で人生レベルで振り返ってもお先真っ暗で自分のために自分が生きる為に書いた曲でした。
歌詞もいつもの作り方と違くて、この頃は曲にできずにポツポツとあったたくさんの詩があったのですが、それらを繋げたものになっており、中学生の頃や高校生の頃に書いた詩を繋げたものになってます。
明日を生きる意味なんて
明日になって探せばいいから
この歌詞に当時の僕らはとても救われたし、30歳になった今の重みでまた歌いたくなったので、今回の為に久しぶり引っ張り出してきました。
自分のために書いたつもりが当時僕の周りには病んでる若者だらけだったので、たくさんの人が好きだと言ってくれて中学生〜19歳ごろまでやっていたユニットでの代表曲でもありました。
久しぶりにやれてよかったし、生きてて良かったなって思いました。
ポンコツのワルツ〜夜明けのビリケツ星〜ウサちゃんロケット
と星の三部作をやりました。
ウサちゃんロケットは頭痛の種の初ライブでやった曲で20歳の時に書いた曲です。オリジナル小説の「ウサちゃんロケットの一部を元にした楽曲です。
20歳くらいの時に一夜だけ頭痛の種としてライブして、ほとんど頭痛の種としてのライブはやらなくなったのですが、そのだけ会場限定で配ったシングルがありその表題曲でした。
そしてそのシングルのカップリングだった
・深呼吸
同じく20歳くらいの時に書いた
・願い
をやりました。
一貫して、誰にも死んでほしくないっていうテーマからこの7曲をたっぷり歌いました。
次に歌ったのが
・黄色いチューリップ
・気持ち
実害のないことでもなんでも叩く人達へというテーマでこの2曲を歌いました。
黄色いチューリップは叶わない片思いや叶えちゃいけない恋、恋人のいる人に恋をしてしまったり、不倫してしまったりするときの歌です。
それらを推奨したり肯定したいわけではないが、そういうのに対して外野が騒ぎすぎてると思うし、純粋にときめく恋するその気持ち自体は悪ではないなって思いをこめた歌です。
例えあなたが被害者ではなく、加害者と呼ばれてても、世間的には悪と名前をつけられても、頭痛の種のライブにはあなたの居場所があるのでいつでも待ってます。
その次にやった気持ちという曲ですが、
結構前に前澤社長が100万を配ってたと思うんですけど、それに応募する人を応募しない人が叩いたり、応募したけど外れた人が当たった人を叩いたりしてるのをみて、
なんで自分が損したわけじゃないのに得した人を見て損した気持ちになってるんだろうって思った時に作った曲です。
これじゃあみんなが
幸せになるのは難しいなʅ(◞‿◟)ʃ
という悲しみ、嘆きの歌でした。
そして僕なりのプロテストソング
・何を持ってればいいんだろう
を歌いました。
今こうしてライブができてること、アートなどに触れられてること、死なないでいれること
その全てが当たり前ではなく、尊いことだという意味で歌いました。
そして最後に
・メタモルフォーゼ
を歌いました。
逆立ちしても届かないというタイトルの回収はこの曲に託しました。ライブではとてつもなく定番曲ですし、ほとんどのライブで最後にやる曲ですが、やはり今回のライブとしてもこの曲以外最後は考えられなかった...!!
色々の頃の僕と向き合った上でこれからも少しずつ綺麗になって、自分が自分を愛せるようになりたい自分になります!
今回たくさん曲がある中から
本編ではお酒系列曲は排除しました。
全体のコンセプトとしてすっぴん感というか、裸感、を重要視していたので。
アンコールはアルコールということで
最後におまけのホッピー飲んでハッピーと久しき昔でみんな最後は笑顔で乾杯!
このあと飲み行こうぜ!ありがとうな!!という気持ちで締めくくりました。
濃厚で長尺なライブでしたが、お越しいただいた方改めて本当に本当にありがとうございます。
僕のLIVEは絶対に聴いてくれる人がいないと成り立ちません。
これからも頼ってばっかりの甘ったれた僕だけど、あなたがいるから生きてける、一人では無理だって気持ちを抱えながら、逆立ちしても届かないのは当たり前であり、素敵な素晴らしいみんなに囲まれながら、でも僕もそういうふうにリスペクトしてもらえるように音楽に励んでいきたいと思います。
最後に
生きていこうね
おまけ
↓ぽん酢サワー大好き谷岡快彦兄貴 打ち上げ参加してくれて、ぐでんぐでんのご様子。
