頭痛の苗

頭痛の苗

普段MCや会話では言えないようなことを言えたらなーなんて思ってます。
※持論展開注意

2025年3月30日で立ち退き要請により前店舗での営業が最後となったレトロポップ食堂ですが、2025年10月10日より新店舗での営業が再開されることとなりました。


そもそも東松山レトロポップ食堂(以降:レトロポ)とは

ホリデーバンドでも活動されている、高田虎太郎さんがやられているライブカフェで、音楽家でもある彼がPAをやりつつ、元々飲食店の店長を勤めていたこともある彼が料理長もしている。(飯がこれまた美味すぎるお店)五感全てが幸せになれる空間です。


僕がレトロポにお世話になってる期間は2018年11月からで、そこからしばらくずーっと平均月に1〜2回は呼んでもらえるほどで、たぶん出演数は150回近いんではないのかなとワンマンも2.3回企画も10回以上はやらせていただいてると思います。


僕1人では到底成し得ない、大物アーティストと共演させていただいたり、ここで出会った素敵なミュージシャンや仲間たち、語りきれない思い出がこのお店にはあります。


思い返せばコロナ禍を一緒に戦えたことも今ではとても誇りに思っております。


それほどお世話になってるお店です。

僕にとって間違いなく特別な場所です。


















唐突なレトロポ飯攻撃。



さてそんなレトロポの新店舗で今年も誕生日前に企画やってよ(去年もやらさせていただきました)

と店長:虎太郎さんに言ってもらえて、今年は企画とかワンマンとかやらない年にしようかと思ってたんですけど、せっかく虎太郎さんに言われたのでやりたいなと思い今回組みました。



コンセプトは「新しい風を取り入れて、新しい店舗に追い風を吹かせたい」


でした。長くレトロポと関わってる僕が思ったのはこれはむしろほとんどがメリットではあるんですが、


このお店は固定の常連のお客さんがいたり、アーティストもいつもの最高のメンツというのが確実にあり、


【レトロポップ界隈】というのが存在してるなって思ってました。もちろん自信持って僕もその仲間だと思ってるし、ここがホームだと胸を張って言えます。


それ自体が悪いことではないのはわかった上、僕はレトロポップ以外の場所でライブしてるのであれば、


別の場所で出会った素敵なアーティスト達を新店舗と共に新しい風として取り入れて、さらなる発展をさせる、そんなことをしてもいいのかもしれない、なんて思ったんです。



というわけでそれが良いのか悪いのかは置いといて、今回は一部例外を除きレトロポップ食堂に出演したことないアーティスト達を集めて組ませていただきました。


そのおよびしたアーティスト達を自分なりにご紹介させてください。



1.【猫道(猫道一家)】



スポークンワードって知ってますか?

僕は猫道さんに出会うまで聞いたことも見たこともなかったです。


言葉を用いたアートという点では、通常の音楽と一緒なのですが、それが歌うことではなくて話すことが主体の作品のことを指すようです。


近年ではポエトリーラップって言葉があると思うのですがそれに近いものかなと個人的には思いました。


ただそれだけでは説明できないのが猫道さん

演劇出身のようで、その言葉の操り方というか伝え方がとても素晴らしいのです。


手元にビートシーケンサーのようなものとサンプラーのような物を用いて、ビートを巧みに操った上で、さらに日本語をも巧みに操り飛ばすそのライブは


音だけではなく、仕草、表情、動き全てが目が離せないライブとなっています。


間違いなく猫道さんにしかできない音楽であり、必ずみんなに一度とは言わず何度でも観てほしい最高のパフォーマーである為、今回呼ばさせていただきました。快く出演を受けてくださり本当にありがとうございます。


2.【山本晃】



晃さんとの出会いは今回オファーした中でダントツで付き合いが長いです。僕が18歳の小僧だった頃越谷で出会ったシンガーソングライターで、とある共通のシンガーの方の企画で初めてご一緒した時から心を撃ち抜かれて、ずっと思いっきり尻尾振ってアピールしたの覚えてます。


あの頃の僕は今とは比べものにならないくらい尖り散らしてたので、しばらく会わなかった末25歳くらいの時再開した時、「きさぶろうお前...大人になったな...」とびっくりされたのももう思い出です。


19歳の頃に初めて個人で弾き語りの企画を今はなき鳩ヶ谷FINDで組んだ際にも出演してくれました。


晃さん自体も音楽は初めて出会った頃から変化していて、久しぶりに越谷のイージーで再会した時ライブを観て、10代の頃と同じようにまた驚愕したの覚えてます。


彼の素晴らしさは確実に生で観てこそなのですが、僕がとてつもなくポイントだと思ってるのは【脱力】です。


例えるなら腕をぷらんぷらんとしてる状態で、ふわりふわりとライブするんです。


なのに、、、、なのに、、、


そのぷらんとした状態からとてつもない威力の攻撃が突如繰り出されるんです。


ムチのように繰り出されるのにめちゃくちゃ重いパンチのような威力。


是非みんなにもくらってほしいと思い呼びました。


晃さんも快く出演を承諾してくださり、対バンも久しぶりなので、とても楽しみにしています。


3.【大林いくお】



いくおさんです。

初めてお会いしたとき僕と同じくリゾネーターギターを使用してらっしゃって、しかも僕が大好きな古き良き音楽をベースにした、トラッドな演奏、一撃で心を盗まれてしまいました。


当日リゾネーターギターでの参加かどうかは分かりませんが、、、、、笑(いくおさんのリゾネーターはボディもメタルなのでとても重いです。)


ブルースやカントリー、そしてフォーク

あぁこの人と好きな音楽が一緒だ、これ僕がやりたいスタイルだなって思いました。


それでいて節々にロックンロールも感じる、てか滲み出てるというか、、、そこも全て含めて

僕の好きな音楽ジャンル=大林いくおといっても過言ではないです。


初めて彼のライブ観た時も、ディズニーで僕が1番好きなトイストーリーの君は友達を演奏されてまして、それがまた凄くよかったんです。


歌詞や歌声からも優しさに溢れて、それでいてこれまで音楽へのリスペクトを感じる素敵なライブです。


新しいレトロポップ食堂はカントリー調を意識した店内の予定だそうなので、いくおさんとのマッチ度はえげつないと思います。


レトロポップ食堂が好きな人たちが嫌いなわけない音楽をやってるいくおさん、もちろん店長の虎太郎さんも絶対好きになる。東松山のみんなにいくおさんの素晴らしさをお届けしたい、そんな気持ちで呼びました。


快くオファーを受けてくださりありがとうございます。僕自身もいくおさんのライブを楽しみにしております。


4.【rennakasone】




レンくんは今回の特例で、

レトロポップ食堂に出演したことがあります。


ただ彼は呼びたかった!

というのも前店舗では出演が叶わず

貸しスペースを借りての移転作業中でのレトロポップ食堂から出演してる彼は


僕と全く同じくレトロポップ食堂に出演してほしいと思うミュージシャンの方がいてその方のプッシュでひと足先に最近出演し始めた形です。


彼は今回の中でダントツで若く24歳という年なのにも関わらず、ジャズ由来コードワークを引っ提げてそれでいて渋いロックが好きな彼は、僕がとても嫉妬しちゃうくらいのメロディセンスでそれでいて一辺倒ではない様々な楽曲たち


初めて観た時は僕は完全にお客さんとして観たのですがそのときからすっかりファンになってしまって、その時に即決で付近に決まっていた彼の初のワンマンが彼の地元の宇都宮に観に行ったことが僕にとって密かな自慢です。


しばらく僕は彼に対して一方的にファンムーブをかましていて、彼からすると年上のロン毛のおっさんが応援してくれているといった感じだったと思ったのですが、その後対バンがかない対バンした時にレンくん自体も頭痛の種のライブを素晴らしいと評価してくれたときのゾクゾク感はいまだに忘れられないし、よそのライブハウスで彼との共通の人と話になった時、レンくんが最近対バンした中で頭痛の種が素晴らしくて好きなんですって話してくれてるってきいたときの心のときめきはもう恋と言っても差し支えないかもしれない...笑


先輩ムーブはかますつもりはさらさらないし、ばちばちも忘れず嫉妬もしてたいけど、ファンでもいたい、けど、、、とてもとても可愛い後輩だとも言いたい。そんな渦を僕は彼に抱いています。


そんな素敵音楽を僕の企画に来てくれた人にも浴びて欲しかったです。


よろしくお願いします。



5.【裕太郎】




夏は害虫駆除を冬は移動しながら焼き芋を売ってる

シンガーソングライター、これだけでもうインパクト絶大なのに、足のみで演奏できるフットドラムを用いて、ホーミーのような発声法やスラム奏法(アコギをパーカッションのように叩きながら演奏する奏法)の応用を駆使しつつ、オープンチューニングで演奏しながらスライドバーも用いて演奏する。


はい、情報過多

詰め込みすぎやろ!!


そんなんぐちゃぐちゃになるに決まってる!

曲芸やろ!!!


普通ならそうなのですが、彼の場合キャラクターの濃さや演奏スタイルのやりたい放題の中で、一つとして無駄な使い方をしてないのです。


それが本当に感動する。一個一個の音をそのタイミングで鳴らす意味が確実にあるんです。

だから曲芸では決してなく音楽になっていて、それが目を閉じていたら1人で演奏してるとは到底思えないクオリティで行われています。


1人でやれるレベルはとっくに超えていて

1人なのに4人組バンドといっても過言ではないと思ってます。


曲もエスニック感を主軸したアジアンテイストなアラビアンな印象を持ちながらそれでいて、ブルース感も持ち合わせている。


そしてなにより彼のライブは身体が動き出して気づいたら踊っております。


今回呼んでる全員に言えることですが、彼もまた唯一無二のライブをしてくれることでしょう。


日程的に出演が厳しかったのですが、なんとか調整していただき出演してくれることとなりました。

彼の演奏でみんながうんまいカレー食いながら踊り出す景色が待ち遠しいです。





以上5名のアーティスト+頭痛の種でお送りさせていただきます。


新生レトロポでの頭痛の種企画、多くの人に目撃しにきてほしいです。


あなたの参加を待ってます。

よろしくお願いします。