街を散歩する高齢者が目立つ。年の頃65歳位か。何をやって毎日過ごしているのだろうか?暇をもて余していないか?老人会という組織もあるが、町内の見廻りや交通整理やクリーン清掃をしているのはいつも同じおじさんおばさんだ。他の大多数の人に地域の役割を果たしてもらうことはできないのか。最近エネルギーをもて余した初老の人たちの非行が目立つ。60代半ばで職場を離れすることもなく、年金と貯金だけで暮らし家に居場所もなくぶらぶらしていればストレスも溜まろう。かといってこの先何十年も生きられるわけではない。近い将来確実に訪れる死への怯えと現役時代を引きずる高慢な精神!年金暇人な人が社会に占める割合が少ない時代には目立たなかったか多目に見てくれたかもしれない。しかし万引きや、狼藉をはたらく高齢者に対して社会は次第に寛容ではなくなっている。それだけ余裕がなくなり、2000万人の非正規雇用に痛め付けらている人から見れば、怒りの対象にすらなっている。だからこそ社会参加が必要なのである。それも町内会や老人会のような地縁血縁の「高齢者主体」の世界ではなく、子育て世代のサポーターとしての役割こそ求められている。都会で消滅しつつある「子供会」を組織改正して「子育てサポーター」としての活動をしてみたらどうか。子育てサポーターの役割としては子育てに悩む若い親への身近な相談相手の役割があろう。また収穫体験や虫取り、魚釣り、植物観察など自然とのふれあいの場を提供する。学校が学びの場、学童が小学生の放課後保育の場だとしたら、子育てサポーターは親に育児から解放された時間を作る役割が期待される。