先進7ヶ国で日本ほど地震、火山、風水害などの自然災害に度々痛め付けられてきた国は無い。更に木造建築の多さから何度も火災にも苦しめられてきた。この自然災害や火災の多さが実は日本の発展の源となってきた側面がある。災害の後には必ず復興需要が来る。破壊は創造の生みの親ともいえるのだ。大災害の度に日本は見事に立ち直ってきた。災い転じて福と為す。古来からの諺もある。日本の歴史は破壊と復興の繰り返しだった。そして日本人は災害に対し泣き言を言わずに働くことで立ち直ってきた。破壊されたインフラは必ず元に戻るし熊本城も必ず元の姿に戻る。日本人の力を信じようではないか。京都は寺社仏閣の宝庫だが、応仁の乱などの大火で壊滅的な被害を受けた。奈良の大仏。奈良時代に聖武天皇により建立されたこの大仏も、平安末期に平家によって、戦国時代に松永弾正によって破壊されている。鎌倉は度々地震や津波で破壊され、江戸の町も明暦の大火、関東大震災、東京空襲で破壊された。人類初の原爆の実戦使用で壊滅的被害を受けた広島と長崎だが、今行ってみると見事に復興され、かつての罹災都市とは思えない町に再興された。阪神大震災に襲われた神戸も見事再興し、大津波で2万人近い死者を出した東日本大震災被災地も着々と復興が進んでいる。今回の被災地も必ず復興すると信じる!