朝6時40分家を出る。朝焼けが眩しい。今日は建国記念の日。早速自宅玄関と消防団詰所に日章旗を掲揚。これから横浜駅に出て先日「はまなす」で北海道に渡った乗り鉄仲間と落ち合い、銚子電鉄と鹿島臨海鉄道乗車と鹿島神宮参拝の日帰り旅に出る。

横浜から総武快速線で千葉に向かう。千葉から銚子までは更に2時間の旅だ。天気は上々。遠くに富士山とスカイツリーが見える。関東人の習性で何処に行っても富士山を探してしまう。最近はそこに東京スカイツリーが加わった。千葉駅に総武本線の銚子行きが到着。これから2時間の下総地方の旅が始まる。

都賀駅に到着。ここから千葉都市モノレールが発着する。このモノレールは懸垂式で関東では大船駅から片瀬江ノ島に向かう湘南モノレールが同じ型だ。陸軍野戦砲兵学校のあった土地。今は東京のベッドタウン。日本一のガス灯の街。次は佐倉だ。 堀田氏の城下町佐倉に到着。人口17万。あのミスタージャイアンツ長嶋茂雄の出身地。ここから総武本線は単線区間に入る。千葉県の穀倉地帯が広がる。佐倉高校は江戸時代の藩校から続く名門。長島や藤木直人の母校。南酒々井、榎戸と小さな駅に停車。八街駅に到着。この駅で上りの電車と待ち合わせ。八街は佐倉藩の開墾地から発展。今は東京のベッドタウン化している。電車は成東に向かう。ここで東金線と別れる。東金線は外房線の大網と結ぶ短縮線。松尾、横芝と小さなローカル駅が続く。横芝駅のある横芝光町は九十九里海岸の真ん中辺りに位置する町。江戸時代に日本全国を測量して正確な地図を作った伊能忠敬はここの出身。見事な九十九里海岸沿いの穀倉地帯が続く。大陸の平原を思わせる土地。八日市場駅に到着。以前は八日市場市だったが、今は匝瑳市に変わっている。似た名前の滋賀県の八日市市も東近江市に変わって消滅した。 干潟駅。いかにも海沿いを思わせる名前。旭駅へ到着。九十九里海岸の北東端に位置する旭市の玄関口。電車は飯岡へ。銚子が近づいてきた。ポカポカと暖かい早春の日差しを感じる。相席の千葉科学大学の学生さんに銚子の見所を教えていただいた。有難うございます。銚子駅に到着。外川行きに乗る。明るい車掌さんから一日乗車券を、700円で購入。犬吠駅まで乗る。線路状況が悪いのか激しく揺れる。









仲ノ町駅でゆるキャラとたい焼き売りのおばさんが乗車。窓の外にはヤマサの醤油工場。髪の毛黒駅? 海鹿島駅に到着。関東最東端の駅。君ヶ浜駅。犬吠埼灯台が見える。犬吠駅に到着。構内で濡れ煎餅を売っていた。



犬吠埼周辺には食堂や土産物屋があったが、外川まで行って買えばよいと思い犬吠埼から外川駅まで歩いた。徒歩20分ほど。ところが外川漁港周辺は全くの漁港。港まで来ると数件の食堂があったが時間切れ。外川駅に戻り銚子駅に向かった。犬吠埼へは犬吠駅から徒歩10分ほど。白亜の灯台には200円で昇れる。99段の螺旋階段を昇れば見事な眺め。眼下に広がる太平洋は見事だった。犬吠駅から外川駅に向かう道。外川駅には資料館をかねた古い車両が止まっていた。 銚子電鉄の各車両。「ありがとう」のヘッドマークがこの鉄道を大事にする人たちの気持ちを表している。銚子駅に到着。点検車が止まっていた。濡れ煎餅を購入。最初は銚子電鉄のだけのつもりだったが、行きの電車で紹介された石毛の濡れ煎餅も捨てがたく、両方購入した。焼きたての石毛の濡れ煎餅を煎餅屋のおばさんから購入。柔らかくて醤油が滲みて旨。