これから横浜駅東口のバスターミナルに向かう。深夜バスで桑名まで乗車する。明日朝5時過ぎに桑名か到着予定。すごく眠い。明日は桑名から奈良和歌山経由で紀伊勝浦まで各駅停車の旅。じゃ行ってきます。10分遅れで桑名駅バスターミナルに到着。少し歩いて橋梁を渡りJRと近鉄の発着する桑名駅へ。券売機で河曲までの切符を購入。河曲からは明日の新横浜まで一筆書となる。3番ホームには5:42発の亀山行き普通列車が出発を待っていた。桑名駅を発車。亀山に向かう。車内には賑やかなアジア系の若者集団が。言葉からタイやベトナムからの旅行者と思われる。円安を利用して日本に旅行に来たのだろうか。日本の良さを堪能してほしい。朝日駅に到着。天気は曇り空。まだ辺りは真っ暗だ。富田駅に到着。富田浜駅へ。次は四日市。人口30万。三重県最大の都市。かつては神奈川県の川崎市と共に四日市喘息なる公害の町のマイナスイメージがあったが今では大幅に改善されたそうだ。元々東海道の宿場町。電車は南四日市に到着。暗闇で辺りの様子はうかがえない。何と言ってもこの列車は関西本線の始発電車。季節は11月下旬。長い夜が続く。次は河原田駅。津、伊勢鳥羽、紀勢本線方面に向かう短縮線伊勢鉄道の分岐点だ。列車は河曲に向かう。河曲(かわの)に到着。ここから一筆書が始まる。東の空が少し明るくなってきた。夜明けが近いようだ。加佐登駅に到着。関西本線は加茂までは全くのローカル線。非電化区間である。井田川駅に到着。次は終点亀山だ。亀山で加茂行きのディーゼルカーに乗り換え。亀山はシャープの亀山工場で有名。伊勢市行きディーゼルカーと名古屋行き電車が停車していた。交通の要衝の駅ということか。関西本線には平成18年に廃止された「かすが」を最後に現在優等列車はない。

2両編成のディーゼルカーで加茂に向かう。ここからは単線非電化区間。ブ~ンと唸り声を上げて気動車は走る。すっかり夜も明けた。ソーラーパネルが延々と続く。関駅に到着。旧東海道の宿場町。里山の間を縫うように走る関西線。完全にローカル線の趣だ。車輌は横長ロングシート。乗客はそこそこというところか。加太駅に到着。次は柘植だ。この辺りが徳川家康の神君伊賀越えで知られる旧跡地だ。緩やかな坂を上る。長いトンネルを抜ける。伊賀市にある柘植駅に到着。草津線との分岐点だ。草津線には甲賀という駅がある。忍者の里。かつては名古屋から柘植を経て草津線で京都に向かう急行「平安」が走っていた。関西線のディーゼルカーは伊賀上野に向かう。

新堂駅に到着。この辺りは忍者の里。伊賀忍者で知られる服部半蔵などの忍者はこの地で忍の術を鍛練したのだろうか。今は静かな山村の趣である。佐那具駅に到着。次は沿線の中心都市伊賀上野だ。伊賀上野に到着。伊賀神戸と結ぶ伊賀鉄道の分岐駅でもある。松尾芭蕉の出生地。ラッピングカーが伊賀鉄道。 島ヶ原駅に到着。この辺りは山間部。山肌を縫うように走る。次は月ヶ瀬口駅だ。 天気は相変わらずの曇り空。この辺りは京都府に属する。京都といっても最南端。全くの田舎の風景だ。清流が流れている。大河原駅に到着。亀山行きと交差した。次は笠置駅だ。後醍醐天皇挙兵の地として有名な笠置山の最寄り駅。1331年(元弘元年)に天皇は三種の神器を奉じて鎌倉幕府打倒の挙兵をこの地で行った。まもなく終点の加茂駅に着く。ここで天王寺行きに乗り換え奈良まで行く。流れる川は木津川。オートキャンプ場が多い。加茂駅に到着。ここで大阪行きの大和路快速に乗り換え。奈良に向かう。天気が晴れてきた。次は木津だ。のどかな山里の雰囲気。相変わらずの単線区間だが電化されている。消防署で朝の点呼をしている。次は平城山駅だ。平城と書いてならと読むそうだ。次は奈良駅。万葉まほろば線に乗り換えだ。奈良には大阪、京都から向かったことはあるが名古屋方面からは始めてだ。奈良駅に到着。高田行きに乗り換え。次は京終駅だ。桜井線は単線の電化区間。今日は混んでいて座れない。良いことだ!次は帯解駅に着く。二両編成。二両目はドアが開かない。帯解駅に到着。帯解寺というお寺がある。次は櫟本駅だ。奈良盆地を走る桜井線。櫟本駅に到着。車内は相変わらず混んでいる。間もなく天理だ。天理教の宗教都市。天理駅に到着。

長柄駅に到着。さすがにこの辺りは謂われのありそうな駅名が並ぶ。柳本駅に着く。次は巻向駅。不思議な地名が多い。巻向駅に到着。片側ホームのみの小さな駅。次は三輪駅だ。三輪駅に到着。大神神社下車駅。日本最古の神社らしい。遠くに大和三山を望む。右から耳成山、畝傍山、天香久山だ。次は桜井駅に到着。桜井駅でどっと乗客が降りた。ようやく座れるようになった。次は香久山駅。なんともいえない風格のある名前だ。ちなみに耳成、畝傍、香久山は全て駅名を持つ。香久山駅到着。次は畝傍駅だ。

桜井駅でどっと乗客が降りた。ようやく座れるようになった。次は香久山駅。なんともいえない風格のある名前だ。ちなみに耳成、畝傍、香久山は全て駅名を持つ。香久山駅到着。次は畝傍駅だ。高田駅に到着。和歌山線に乗り換える。到着までしばらく待つ。その間に充電だ。天気は爽やか。駅のベンチにかわいらしい座布団が。気持ちのよい思いやりだ。

ベンチに到着した電車は王子行き。和歌山線は2番ホーム。橋梁の向こう側だ。おっと大変。和歌山線の電車が停車2番ホームに到着。ラッピング電車だ。1時間に一本しか来ない。乗り遅れたら大変だ。何とか間に合いセーフ。

大和新庄駅に到着。和歌山線は単線の電化区間。吉野口とか高野口、粉河など由緒ある駅名が懐かしい。遠景の小高い山も風情を感じる。御所駅に到着だ。 玉出駅に到着。駅のホームにラグビーで知られる御所実業高校の専用掲示板が。掖上駅に到着。この駅で列車待ち合わせ。次は吉野口駅だ。吉野口駅に到着。この駅で近鉄と接続。近鉄は吉野に向かう。和歌山線はひたすら和歌山を目指す。車内は空いている。立っている人はいない。単線の鉄道をガタンゴトンと軽快に走る和歌山線のローカル列電車。北宇智駅に到着。片側のみのローカル駅。五条駅に到着。奈良県南西部の中心都市。ピンク色のラッピング電車と待ち合わせ。大和二見駅に到着。片側のみのホームの小さな駅。隅田駅に到着した。ここからは和歌山県だ。柿ノ実がたわわに実っている。遠くに金剛山から続く山並みが見える。下兵庫駅に到着。片側ホームの小さな駅。和歌山県北部の中心駅橋本に到着。南海高野線と接続している。紀伊山田駅に到着。片側のみのホーム。金剛山地の山並みが見事だ。高野口駅に到着。遠くに天空の宗教都市高野山が見える。高野口駅で奈良行きと待ち合わせ。高野山が大きく広がる。以前に九度山から大門まで歩いて石道を上り高野山に参拝したことがある。中飯降駅に到着。片側のみの小さな駅。妙寺駅に到着。小さな駅。大谷駅に到着。小さな田舎の駅。笠田駅に到着。西笠田駅からは眼下に紀の川の清流が望める。名手駅に到着。次は粉河だ。名刹粉河寺で知られる。由緒ある名前の駅。粉河駅に到着。西国三番札所。和歌山線は紀の川に沿って走る。和歌山といえば紀州みかん。ようやくミカン畑が見えてきた。打出駅に到着。続いて片側ホームの下井阪駅に到着。次いて岩出駅に到着。名刹根来寺の下車駅だ。

紀の川の橋を渡ると船戸駅に到着。どんさん蔵王寺の石碑がある。次は紀伊小倉だ。和歌山線は片側ホームの駅が多い。この駅もそうだ。 さっきまで賑やかにペチャクチャしゃべっていたおばちゃん二人が降りたと思ったら、今度は更に賑やかなおばちゃん二人が喋りだした。凄いパワーだ。 千旦駅に到着。片側ホーム。田井ノ瀬駅に到着。紀伊風土記の駅らしい。次はいよいよ終点和歌山だ。和歌山駅に到着。次の紀勢線は2時まで来ない。2時間ここで潰す。駅前の居酒屋庄屋で「まかない丼」を食す。マグロがたっぷりで670円は手頃。うまかった。紀勢線の乗り継ぎまで時間があるので、和歌山電鐵貴志川線で終点まで往復することにした。鉄道大好きですね。国鉄JR系が好きなんだけど、JRが平行していない私鉄は勿論乗ります。今年は5月に島根の一畑電鉄を宍道温泉から出雲大社て出雲大社から出雲市駅まで乗りました。今回和歌電も無性に乗りたくなりました。時間的には結構きついかも?和歌山での乗り継ぎが結構タイトになりました。貴志川線の車内風景。車内の図書コーナーがある。 貴志駅。二代目タマ駅長。寝ていた。駅にタマを祀った神社がある。



和歌山電鐵は単線の電車。かつては南海電鉄だったそうだ。列車はすごく揺れる。江ノ電を思い出した。山東駅。ミカン畑の中の駅だ。伊太祁曽駅で貴志行きとすれ違う。沿線で一番の駅。といっても田園の中の駅。吉礼駅に停車。民家が迫っていて雰囲気が江ノ電の極楽寺付近に似ている。岡崎前という小さな島型のホームに到着。まさに田んぼの中の駅。交通センター前駅に到着。古い市電が公園に保存されている。竈山駅に到着。片側ホームの小さな駅。神前駅に到着。ここも鉄道を守る看板が出ている。ローカル線はどこも経営が苦しい。そんな中でタマを駅長にして話題を集める和歌山電鐵の取り組みは必死さを感じる。日前宮駅に到着。田中口駅に到着。次は終点和歌山。弾丸往復でしたが少しは雰囲気が伝わったでしょうか。和歌山駅の7番ホームに和歌山線の普通列車「万葉の四季号」が停車していた。このラッピング電車には万葉集の和歌が描かれていた。とても知的で印象的だった。全く計画していませんでしたが、今回思いきって往復してきました。行って良かったと思います。一人旅は臨機応変に行動できるのが良いですね。ようやく紀勢本線普通の御坊行きが来ました。これから御坊と紀伊田辺で乗り継いで紀伊勝浦まで行きます。ディーゼル時代は天王寺から名古屋までくろしおが走っていましたが、今は電化区間をくろしお、非電化区間をワイドビュー南紀が走っています。紀勢本線で紀伊半島を一周する。まず最初の駅は宮前駅。次に紀三井寺駅。紀三井寺は西国二番札所。黒江駅に到着。昔巨人に黒江という名ショートがいたが関係ないか。海南駅に到着。海南。いい名前だ。冷水浦駅に到着。これで「しみずうら」と読むそうだ。加茂郷駅に到着。この辺りは海の景色がよい。

下津駅に到着。下津ミカンで有名。初島駅に到着。ミカン畑の景色が見事だ。次は箕島。かつて一時代を築いた野球の名門箕島高校のあるところだ。 さすがはミカンのふるさと有田。紀伊宮原駅に到着。ミカンの季節。至るところオレンジ色に染まっている。藤並駅に到着。今日は天気に恵まれた。次は湯浅駅だ。駅に醤油発祥の地と看板が出ていた。広川ビーチ駅に到着。夏は海水浴で賑わうのだろうか。長いトンネルに入った。遠くに風力発電が見える。紀伊由良駅に到着。尺八、味噌、醤油発祥の地興国寺の看板が見える。次第に日が陰ってきた。紀伊内原に到着。クエの町日高町の看板があった。クエって巨大な磯の魚関東では「モロコ」と呼ぶ魚。高価な魚だろうね。御坊に到着。紀伊田辺行きに乗り換えだ。

国鉄103系に乗り換え。水色の京浜東北線カラー。 懐かしい。道成寺駅に到着。道成寺は和歌山県最古の寺だそうだ。和佐駅に到着。特急くろしおが通過していった。稲原駅に到着。奈良の柿、和歌山のミカン。県境を越えると見事に作り分けている。印南駅に到着。高校生の集団が降り車内は寂しくなった。残った人を見ると乗り鉄っぽい人が目立つ。観光客はくろしおを使うだろうからね。切目駅に到着。この辺りだと特急を含めて1時間に1本程度しか走らない。この付近の海の景色は素晴らしい。

岩代駅付近の海の景色は実に素晴らしい。南部駅に到着。圧倒的な海岸線の美しさを見せてもらい満足感一杯の紀勢本線の旅。古の時代は熊野古道を通り何日もかけて歩いて行ったのだ。今は電車や車で難なく行くことができる熊野路。芳養駅に到着。次は終点紀伊田辺だ。紀伊田辺で30分待ち。新宮行きに乗り換え。紀伊新庄に到着。次第に暗くなってきた。朝来駅に到着。次は関西のリゾート地白浜だ。この一大リゾート地には飛行場まで完備されている。紀勢本線は単線区間に入った。紀伊田辺から105系に乗車している。田辺から乗車した高校生は次の紀伊富田駅で下車。宵闇迫る熊野路である。車内で気になったのが津浪避難用具。紀勢本線は海岸線を走るだけに津浪への備えは欠かせないのだろう。椿駅に到着。すっかり夜の帷に包まれてしまった。トンネルの多い区間だ。もう写真撮影は無理。紀伊日置駅で新大阪行き特急を待ち合わせ。本線とは言ってもこの辺りの区間はローカル線である。しかしこの人口稀薄な地域の先に熊野三山という門前町が広がる。熊野路の魅力は「遠い道程」もその一つなのではないか。暗くて景色が見えない。紀伊田辺から紀伊勝浦の区間を昼間走ったらさぞ美しい景色を堪能できることだろう。今日は夜行バスで朝5時過ぎに桑名に到着しずっと各駅停車の旅を続けてきた。今は真っ暗。桑名から亀山間も暗かった。寝台だけが夜行ではない。こういう夜汽車の旅もあるのだ。周参見駅に到着。ふと、三江線を思い出した。同じ暗闇の中でもこの電車にはまだ乗客がいる。三江線には本当に誰も乗車しない区間が続いていた。特に島根県側は酷かった。人口稀薄な地域の鉄道は経営対象としてはあまりにも厳し過ぎる。国策として鉄道会社をサポートしないと本線であっても廃止が現実のものとなろう。見老津駅に到着。この駅もすさみ町にある。すさみの町の由来は風が吹きすさぶ町という。凄い名前だ。鰹の漁業の町。紀勢本線は海岸沿いに点在する漁業の町を結ぶ住民の大切な足となっている。江住駅に到着。宮脇俊三は江住駅付近の景色を絶賛している。和深駅に到着。この駅からは海がよく見えるらしい。夜のとばりに包まれ全く見えない。でも恐らくは先程通過した岩代駅付近の絶景に近いのだろう。田子駅に到着。無人駅。中学生くらいの子供が乗ってきた。ウィキによると1日の駅利用者は10人に満たないそうだ。紀伊半島の南部。串本も近い。ぜひ地図を眺めながら僕のツイートを見てほしい。残念ながら写真を送ることが出きないので想像力を働かせてレポを眺めてほしい。田並駅に到着。中高生が数人降りた。地元の女性が一人乗車。車内はがらんとしている。トンネルが多い。海岸線が迫っているのだろう。紀勢本線の車輌は一両目しか開かないことが多い。切符もなく、降車時に料金を払う。紀伊有田駅に到着。無人駅。一人男性が下車。いよいよ紀伊半島最南端の串本駅だ。本州最南端の駅であり、潮岬灯台の最寄り駅だ。台風の通り道で知られる。串本駅で20分近く待ち合わせ時間があり、駅から出てみた。目だったのはトルコとの友好の町というキャッチフレーズだった。駅前に大きな看板やエルトゥールル号の銅像があった。日土友好の町。

本州最南端の駅串本駅を過ぎ、紀伊勝浦に向かう。引き続き地図を見ながらレポを見てくださいね。紀伊姫駅に到着。ウイキによれば和歌山県で最も利用者の少ない駅だそうだ。古座駅に到着。古座川のカヌー下りで知られる。串本古座高校の学生が数名下車。紀伊田原駅に到着。今日の旅の最終目的地紀伊勝浦が迫ってきた。紀伊浦神駅に到着。辺りは暗闇で何も見えない。怖いくらいだ。多分目の前は海なのだろう。全く明かりの無い世界が続く。片側ホーム。下里駅に到着。この付近の海で昨年韓国船が座礁して大量に重油が流出したにも関わらず殆どマスコミは取り上げなかった。マスコミの韓国への気の使い方は尋常ではない。日本の環境破壊なのだ。長崎の対馬おきの韓国タンカー炎上事故も続報が伏せられた。太地駅に到着。鯨漁といるか追い込み漁で世界に知られた。海賊シーシェパードに苛められて気の毒な漁師さんたち。家畜は平気で殺すくせに、伝統の漁を突然批判される太地の漁師。白人は勝手すぎると思う。湯川駅に到着。次は目的地紀伊勝浦だ。長い旅の一日もようやく終わろうとしている。今日の宿に到着した。飯を食べようと思ったらどこも閉まっている。スナック系じゃぼられるので、ラーメン屋か何かを探して済ませようと思う。今日の宿ブルーハーバーからすぐ近くに大谷土産店とマグロ三昧那智という店を発見。ホテル支配人は親切なベテラン。那智の客層は女性客やカップルが多く値段も良心的。大谷土産物店で職場土産と家族土産を買い、那智で特製マグロのソースカツ丼を頼んだ。



ソースカツ丼はマグロをカラット揚げて、特製ソースをかけてある。これは旨い。何とか夕食を良心的な店で済ませることができました。これからバスタブに浸かります。明日は、8時過ぎから熊野三山をバスで周遊します。折に触れ現地レポートします。