学資保険っているの!?(積み立て編)後編
さて、前号の続きです。読んでない方は先にこちらをお読みください。
いよいよ商品を選びます。
まず、知って下さい。
昨今の学資保険はほとんど増えません。
たかが少し増やすために途中長い期間元本割れのリスクを負うのは意味がないように思います。
しかも中には元本割れする商品まであります。
銀行よりも増やしたいのが目的なら元本割れは論外です。
しっかりと、トータルでいくら払ったものがトータルでいくらになって返ってくるのかを確認してください。
僕個人的には、今の低利率で、
いわゆる『学資保険』と名のついた商品に加入するのはあまりお勧めできません。
とはいっても効率的にお金を積み立てていきたいというニーズはあるかと思いますので
一般的に人気のある2つのやり方について書いていきたいと思います。
1、外貨建て終身保険の積立型(平準払い)で貯めていく(最低保証の利率で増やしていく)
2、積み立てNISA、変額年金など、長期分散積み立て投資で投資信託を買っていく(時間と量を活用した投資方法で増やしていく)
この2つの方法のメリットデメリットを説明していきますが、
どちらにもリスクはあります。
ただ、
大切なのはリスク=悪なのではなく、リスクとはふり幅のことです。
つまり、こうなるかもしれないけど、ああなるかもしれないよということです。
なので、ああなったときの対策はできているのかと考えるのが重要です。
それができそうならリスクは怖くありませんし、
逆にそれができなさそうならその方法は選ばないほうがいいということです。
まず
外貨建て終身保険での積み立て(平準払い)についてです。
なんといってもメリットは生涯最低保証された積み立て利率です。
一般的に円建てよりも良い利率で設定されています。
逆にデメリットは為替のふり幅です。
これは入り口と出口にわけて考えなくてはいけません。
入り口については、毎月の支払額が変わっていくというものです。
きっちりと児童手当分を積み立てしたいと思ってもそれは不可能です。
金額設定を余裕のある範囲にするとか、
すでにある貯金を移していくとかという場合は
為替のリスクに対応できると思いますがギリギリな状態でご加入するのはお勧めできません。
次に出口の為替のリスクについてですが、
為替のふり幅(リスク)を考えたら、
好きな時に解約できる終身保険の機能を活かし、
為替があまりいいタイミングでなければしばらく据え置きにしておくという方法があります。
最低保証された積立利率で元本が増えていきますし、
そのうち為替がいい状態に戻ってきてから解約すればいいのです。
しかしその状況であっても学費は必要ですので、
その間、他の資産で代用する必要があります。
貯金や円建ての学資保険など確実に計算できる資産が
手元にあるかどうかが為替のリスク対策といえます。
つまりこのタイミングで絶対この保険の資産が必要とならないように、
分散して別の資産と併用して積み立てていく必要があります。
また、昨今では奨学金を低利率で借りられます。奨学金という借金の増える率より、
外貨建て終身保険の積立利率の方が大きいことがほとんどですので、
ある程度のところまで奨学金を借りておいて資産を最低保証の利率で増やしていくという、
保険+奨学金の合わせ技という、応用パターンもお勧めできる方法です。
また、昨今は世界的に低利率時代になってきています。
生涯最低保証されている保険は、何年か後にお宝保険になっているかもしれませんね。
次に長期分散積み立て投資で投資信託を買っていくという方法です。
これのメリットは、世界経済の成長力を使い大きく資産を増やせる可能性があるということです。
逆にデメリットは最低保証はないので、
学費という出口設定をしたらその何年か前から資産のリスクマネジメントをしていく必要があります。
例えばリーマンショックのような事態が起こり株価が半額になったとしても約5年でもとに戻っています。
その間は安くなった株を買って(仕入れして)いけます。
そう考えたら、毎月同じ金額を積み立ててもたくさん量を買い込めているので、
株価が下がった=将来高くジャンプするための助走期間と言えます。
決して株価が下がったから損をするということではありません。
信託報酬(手数料)の安い商品を選び、世界の株価に分散しておけば、
長いスパンでみれば、しっかりと資産を増やせるとは思いますが、
最低限投資の知識がないと日々不安でしょうがないですよね。
これをドルコスト平均法と言います。
興味のあるかたは勉強してみてください。
そのあたりのことをわかりやすくかいた書籍を紹介しておきます。
あとは、終身保険の場合、途中で金額を変えれないので、
ライフスタイルが変わり支払いがきつくなったら、
解約ではなく支払いのみストップするという『払い済み』
という機能を使える保険を選んでおくといいと思います。
逆に長期分散積み立て投資の投資信託は、
毎月支払金額を変えることはできますので、
そのあたりのリスクには対応力があります。
まとめ
1,余力をもって分散投資を
学費を、ピンポイントの時期にすべて一つの商品で準備するのはリスクです。
ある程度のふり幅に対応するだけの余力の中で積み立てしていき、
預貯金などの流動性資産をある程度持っておくことは必要だと思います。
2,アドバイザーを確保する
リスクのある商品を長期保有すると、
ご加入時は理解していても途中で忘れてきて不安になってきます。
その時に相談できる担当者をしっかり選んでおくことをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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