音喩的アプローチによるテクスチャーの作り方 | TheoryOfContraints official blog

音喩的アプローチによるテクスチャーの作り方

まだ、言うのを忘れていたテクスチャーの作り方があるよなー、って事で、テクスチャーの作り方番外編ってのを語ります

音喩って言うのがあるんですよ、音楽の作り方で。音喩とは、音で喩(たと)えるので音喩

クラフトワークと言うテクノでは凄いバンドで、そのバンドの方がいつも、「街中で歩いていたら、車やバスがクラクションで語り合っていて。それを楽譜にしてミュージックを作っているだ」と言う主旨の、くぼひさと言う凡人には到達出来ないだろうレベルの事を仰られる訳ですよ

んなもん、出来る訳ねーって思ってて

ある時、地下鉄乗ってたら、ガタゴトガタゴト地下鉄が走ってんですよ。ガタゴトガタンガッタンガタガタって

あれ?ガタゴトガタンガッタンガタガタってリフに出来んじゃない?って思ったんですよ

ガタゴトガタンガッタンガタガタ♪ガタゴトガタンガッタンガタガタ♪ガタゴトガタンガッタンガタガタ♪ガタゴトガタンガッタンガタガタ♪って演奏したら、地下鉄っぽく見えるやんか、と

単純に、普通の街のノイズな環境音を、ドレミファソラシドにして1小節や4小節のリフに押し込めば、音喩的なリフが作れるやんか、と

まぁ、我流なお手軽な作り方ですけど。邪道な音喩的なテクスチャーの作り方もあるよ
(ノ´▽`)ノ

ってのを語りたかったのですよ

あと、音喩的とは少し違うのですが、現代音楽でミュージックコンクレートって言う手法もあるんです

ある、オーケストラの楽曲で戦争のイメージを演奏する時に、大砲を鳴らすイメージの演奏をする事になるんですけど。その時、音喩的楽譜で楽器で演奏しなかったんですよ

本物の大砲を持ってきて、大砲を鳴らしたんです

本物の音をミュージックに使うのをミュージックコンクレートと言うですよ

よく見るパターンは街角の音が流れて、人が歩く足音が流れてくるってのが多いですけれど

まぁ、街や自然の音を録音してループで流してテクスチャーを作るとか。スリッパの音を録音してサンプラーで鳴らしてリズムを作るとか、楽器では無い物をミュージックで使うって発想でテキスチャーを作るのも無くは無いんです

記号論的アプローチやポップス音楽理論的アプローチ。そして、音喩的アプローチやミュージックコンクレート的アプローチなどでミュージックを作れると言う話でした
(´∀`)