【おとんの教え】札束の使い方

うちのオトンは変な人だったんですが

まず、仕事に札束を使えって人だったんです。「自己投資」って奴ですよね、今で言う。「仕事で札束を使わないと札束が貰えないので」って人で

で、「衣食住の札束の支払いを減らせ」って人だったんです。いつも儲かる訳ではないのでギャラが少ない時、貧しい衣食住でも大丈夫な自分を作れ、と。住む場所は雨風しのげれば狭い場所でも良い、着る物はボロでもフルチンでなければ良い。食べる物は白飯と味噌汁で人は死なない、と

まぁ、食べ物には、たまの外食には支払う人だったですけどね、おとんは

で、札束が貰えたら、もちろん「仕事へ使う」んですけど、余ったら「遊びで使え」って人だった。「遊べない奴は脳みそが動いてない、脳みそ動いてない奴は働けない。遊べない奴は働けないんだ」って人で、自分の子供へギャンブルを仕込む人だったんですけれど。「人生は楽しむものだ」ってのが教えだったな

そーだったので、「六本木ヒルズでイタリア物のスーツでフランス料理を食べているのが遊びだ」と言う人々が理解しがたい。衣食住は遊びではないだろ、と思うんですけどね

ふと、おとんの教えを思い出したので、メモ