The Flaming Lips / The Soft Bulletin | Real Yellow Monkey

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Soft Bulletin/Flaming Lips
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ピッチフォークの90年代アルバムランキングでは3位だったな、このアルバム。

やはり、90年代を代表するオルタナロックのクラシックアルバムですな。

ピッチのランキングは、マイナー路線でオルタナ色が強く出ているので、質の高いアルバムを探す時に重宝してるわ。

まぁ、90年代の1位~3位まではやはりそうか、という感じだったけどね。


フレーミングリップスは、これ以降の3枚のアルバムがポップ三部作と言われていて、ポップ三部作と、これ以前の「CLOUDS TASTE METALLIC」しか未だ聴けてないわ。


このアルバムだと、やはり1曲目「Race For The Prize」のうねうねしたサイケなストリングが強く印象に残るわ、これは名曲。

アルバム全体的に、サイケ・ロックのわりにはシンプルな構成の楽曲が多いんだよな。

シンプルな楽曲の方が、繰り返し聴くのに向いてるし、好みには合うわ。


そして、着目すべきは、ファンタジー色の強いサウンドとのコントラストで表現されるシニカルなメッセージだわ。

そこが、フレーミングリップスというバンドの核なんだろうな。

「Yoshimi Battles the Pink Robots」、「At War with the Mystics」 と、次第にメッセージ性がはっきりとしてくるので、ポップ三部作を聴き比べてみる事をお薦めするわ。

世界観は、SF小説で言うなら、カート・ヴォネガットに近いと思うわ。


キャリアの中では、97年発表の「Zaireeka」といった四枚同時再生の実験的なアルバム等があるけど、失敗を恐れずに新しい事にどんどん挑戦していって欲しいわ。

その中で、自分たちが目指すべき方向性を獲得して欲しいと思う次第。