何かトラブルが起こった時に知っておくと、とても役にたつことがあります。
それは
待つ
ということ。
僕らは何かトラブルが起こった時
なるべく早急に
できるだけ迅速に
問題を解決しようとすると思います。
時間がたってしまうと問題は大きくなってしまって、解決しづらくなる
だから傷口が大きくなる前に早急に対処しなければならない
そんな風に教えられてきたと思います。
だから僕たちは、仕事の中で、人間関係の中で、日時生活の中で、あるいはその他の何かの場面で、トラブルが起こった時は急いで解決しようとしてきたと思います。
そういう風に対応するのがベストだと疑いもせず行動してきたと思います。
かく言う僕もそうでした。
そんな僕ですが、ここ数年の自分の経験を通して
「あ、これは全部が全部そうじゃないな」
と分かってきました。
確かに急いで対応しなきゃならないこともあるにはあるんですけど、実は大抵のことは別にそういう訳ではない。
むしろ急いて行動したことによって、状況を悪くしてしまうことや面倒くさくしてしまうということが多々ある。
急いで、迅速に、解決に向けて行動するんじゃなくて、むしろただ何もせず「待つ」ということをしてみると物事がうまく進んでいくことがある。
そういう時が間違いなくある。
しかも大抵の場合、「待つ」ことで自然に解決しちゃう。
ただ、そういう待っている時は、なんかこう、モヤモヤとするんですよね。
自分が何も解決に向けて動いていないことに
問題が解決されないまま放置されていることに
放置された問題が悪い方向に向かってしまいそうで
そんな不安感を抱えたままでいることは、すごくモヤモヤすることなんですね。
僕たちは「問題は早急に解決するように」教えられてきたので、モヤモヤしないわけがないんですよね。
ここで是非自分の頭で考えてほしいのですが、「問題は早急に解決すべき」っていう考え方、これって本当に正しいですか？？ってことです。
なぜなら僕自身、時には「早急に解決に向けて動く」ことをしない「待つ」ということが一番の解決策だと身に染みて分かったからです。
すべての問題を早急に解決したいっていう気持ちは分かります。
でもちょっと考えてみると、それって実は結構おこがましいことだって分かります。
自分に起こる問題を、すべて自分の力でコントロールしようとしているようなものなんですから。
僕の見たところだと、この世の中、ビル・ゲイツとかアインシュタインとか、そういういわゆる「天才」と呼ばれる人以外はだいたい能力的には大差無いんですね。
ある人が特別に「できる・できない」なんてどんぐりの背比べみたいなもんで、全然変わらないんです。
これマジで。
ということは僕と同じで、皆さんにもそこまで問題をコントロールできる能力なんてあるはずが無いんですよね。😆
ショックかもしれませんけど、これは真実です。
今まで何とかできてたのは、偶然、もしくは「能力の範囲内」のトラブルだっただけ。
自分に起こるトラブルに対して「早急に対応しなきゃならない」なんてことは無いんですね。
いや、むしろできるわけないし、対応したからどうなの？？って話です。
そういう時は、ただ何もせず「待つ」ということがとても大切なことです。
大抵のことはそれでうまく解決に向かいます。
それにモヤモヤを抱えたままで「待つ」ことは、人間的に成長させてくれます。
物事の状況が悪くなったり、面倒くさくなってしまうのは、実は「待てない」せいだったりします。
中途半端な能力しかないくせに「早急に解決しよう」と動くことほど、実は最悪なことって無いですからね。
そういう時は自分の能力をしっかり認識して、ただ何もせず「待つ」。
これが一番、自分にとって、周りにとって良いことだったりしますよ。
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