ようやく、本当にようやく、新曲を販売開始しました。

 
 
 
 

 
 
今まで作った曲の中で一番時間がかかったし、一番丁寧に作った。
 
 
 
マスタリングした後も
 
 
 
音割れしてる‥
 
 
 
低音のバランスが悪い‥
 
 
 
好きなアーティストの楽曲に追いついていない‥
 
 
 
等の理由により、マスタリングを何度も何度も行った。
 
 
 
もちろん今まで発表した曲も、全力で作っていたけど、「TOMATO CAKE」はそれ以上に全力で制作した曲となった。
 
 
 
Dolphin として約一年間楽曲を発表してきたけど、今回の楽曲はそのひと区切りとなる。(これはもちろんDolphin としての活動をやめるとかそういった意味ではない)
 
 
 
さすがに一年も自分で楽曲を制作していると、色々と分かってくる。
 
 
 
プロの音楽エンジニアの凄さとか
 
 
 
使用機材の限界とか
 
 
 
やりたい音楽の方向性とか
 
 
 
ボーカルと歌詞の大切さとか
 
 
 
とにかくそういった、以前の自分は気にしなかった部分が浮き彫りになって気になるようになってきたのだ。
 
 
 
「TOMATO CAKE」は、Dolphin の音楽性の集大成となる曲だ。
 
 
 
大好きなストーン・ローゼズっぽいアプローチを徹底的にやった曲だ。
 
 
 
それに、歌詞もすごく自分らしい歌詞が書けた気がする。
 
 
 
この歌詞を考えていた頃、俺は本当に自己嫌悪に陥っていた。
 
 
 
働くことの意味
 
 
 
男としての生き方
 
 
 
自分のダメさとの対面
 
 
 
最悪にしんどくて、毎日「俺みたいなクソバカは死んだ方がいい」と繰り返し考えていた。
 
 
 
そしてある時、それでも生きていかなきゃな!とすべてに向き合う覚悟をして、すべてを認めることにした。
 
 
 
そんな時の自分の気持ちを歌詞に落とし込めた。
 
 
 
そういう時期をなんとか乗り越えて、今こうして俺はここにいる。
 
 
 
そういう意味でもDolphin としての楽曲の一つの区切りになる。
 
 
 
個人的にとても満足している。
 
 
 
多分、しばらくはこういうタイプの曲は作らないだろう。
 
 
 
次回作のイメージはぼんやりあるけど、多分今までとちょっと違う毛色になる気がする。
 
 
 
それは曲の雰囲気だけでなく、作り方とか、録音の仕方とか、トータルで。
 
 
 
とにもかくにも、今回の「TOMATO CAKE」で出し尽くした感がある。
 
 
 
一番やりたい曲をやった
 
 
 
という感じだ。
 
 
 
ローゼズ好き、UKロック好きには是非聴いて欲しい!
 
 
 
それに、人生で一度でも「明日よ来るな‥」と願ったことがある人なら、歌詞の意味も分かるはずだ。