りんごのうた
。
『りんごのうた』
明鏡ゆらぎ
星と星の間に 空間を創りました
暗闇があってくれるから 星達は輝けるのでした
空間は 距離を生み 近すぎては見えないモノや
遠くては見えないモノの それぞれを創り出します
その距離は 極稀に 想像を超えた創造を
当たり前のように この世界に 生み出すのでした
空と海の間に 大地を創りました
起伏があるから 様々な光と影が在れるのでした
日向には 草花が とても嬉しそうに
木陰で眠る小動物は とても心地良さそうに
光影の距離は 温度差を生み 互いを行き交う風達が
薫りを運び それぞれの季節を生み出すのでした
人と人の間に 空間を創りました
そこは直接には渡せない 想いを預けあう場所です
時々は 伝えきれずに ふわふわと 彷徨うけど
時には 確かな想いが そこには在ってくれます
あげたくても あげるとは 少し違う気持ち=
思いやりや優しさを そこで預けあったりします
お互いの心側から それを預けあって
互いのそれを お互いに守りあったりします
そこに とても不思議な カタチの無いそれ
安心が生まれる場所でもあります
たとえば 林檎とリンゴの間 くっついてはいないけど
それでも その空間が 繋いでいるのでした
目では決して確認出来ない だけど確かに在ることだけは
誰しもが 確認できる場所 それが その空間なんです
その空間で
この瞬間も 僕達は 繋がって
存在しています。
。
そして彼は田中になった。(だった)
昔の人は 上手く言った。
また なんか違うけど でも かなり似てる~ とか
後姿や形が 超そっくり とかを入れると50人くらいは居ても
おかしくない。 絶対おかしくない。 いや 居る。
絶対に居る つか 目の前に居る。 居ちゃった。
少し向こうを歩いてる人の後姿 さとし。
さとし率はかなり高い。 高校の時の友達。
あのフォルム あの肩幅 ・・・・95%さとし。
さとしとは 中学は別の学校で 高校で仲良くなった。
でも 中学校の時から 同じ散髪屋に行ってた。お互い知らなかったけど。
高校 予備校 その後も そこそこ頻繁にBBQしたり ラーメンの会をしたり
結構遊んでたけど 俺が家を出てからは 会う機会が激減した。
相変わらず散髪屋は 同じところに行ってるので お互いにマスターから
近況を聞いたりしてる程度。
びっくりするやろうなぁ 超ひさびさやし 時間あるならお茶でもしながら
とりあえず お前糖尿病らしいな!調子はどうなん? とか
ゆらぎ だんだん巨大化してきたやん! うっせーな!しばくぞ!
みたいな感じから懐かしい話題で花を咲かせるのも悪くないな。
あいつ酒好きで おれ飲まないから とりあえずカフェにしようと思う。
と いろいろ想定して 軽く微笑みながら 「よっ!ひさしぶりやな!!」
と 後ろから声をかけるのがいい。きっと久々の再開は軽い感じの声かけがベスト。
声をかけられた側も「おぉ!どうしんたん!ひさしぶり!」ってなりやすいし。
OK ええ感じで イメージも完了。
さとしとはおそらく12.3年振りの再開。
「よっ!ひさしぶりやな!!」
とてもいい感じの入り方できた。
俺に声を掛けられて
とっさに振り返る さと し。
さとし???
さとし じゃない!
あなた だーれ? わたしはどーこ?
ここに来て 今日の自分引きの弱さを痛感。
100%さとし - さとし率95% = 非さとし5%.
5%のさとしの方!!!ゴパサト引いた!
まさか ここで ゴパサトを引くとは。。。
って恥ずかしさと ショックを受けてるゆらぎに
対して追い打ちをかけるように
ゴパサトが 耳を疑う一言を放った。
「おぉ!!!久しぶり!!!」 って。
言った。 確かに言った。 言っちゃった。
戦意喪失の捕虜に 拳銃ぶっぱなしたゴパサト。
あかん 全くわからん。 誰かわからん。
つか 単に知らない人 あきらか他人。
ゆらぎ史上初お目見え。 どーも初めましてゴパサト。
妙な空気感に 超恥ずかしい自分を隠しながら
少し微笑ながら 絞り出した一言を俺も返した。
「 あ ァ ワ カ ら ン わ ぁ(^^; 」
そしたら ゴパサトも
恥ずかしそうに 少しホッとし表情を浮かべて
「お れ も わ か ら ん わ ぁ (笑)」 っと。
・・・・こいつ 俺が 久しぶりって言ったから
反射的に おう 久しぶりって言ったのか。
昔の人は 上手く言った。
『世界には 7人 自分と同じ顔を持つ人がいる。』
でも 多分 同じ背中を持つ人は 500人くらい居ると思う。
そう このゴパサトもその 1/500。
きっと 絶対 ゆらぎも ゴパサトも悪くない。
ただ 神様の粋な計らい。
でも その粋な計らいにも気づかない人たちや
その計らいを無にしてしまう人たちが
ゆらぎは 言う
「世界には 出会うべくして出会う友達が100人以上はいる」と。
俺は 神様 大好きだ。
ほどなくゴパサト=さとし5%は 田中 になった。
その日 ゆらぎにまた一人 大切な友達が増えた記念日。
さとし お前には 全く関係ないけど
ゆらぎは言いたい
世の中 思ってる以上に なんとかなるものだ と。
。
基準点。
。
『基準点』
明鏡ゆらぎ
な ぜ 海 に は 魚 が い る の だ ろ う ?
海 に は 何 匹 魚 が い る の だ ろ う ?
「 今」 に あ た る の は
魚 が い る こ と
魚 の 確 か な 数
で は な く
「 海 」 の 方 な ん だ 。
言 わ れ た 言 葉 や 行 為 も 大 切 だ け ど
た だ 一 番 大 切 な こ と は
そ れ ら が な ぜ 過 去 や 未 来 で な く
「 今 」 だ っ た の か と 言 う こ と
そ れ を 素 直 に 想 っ て み る
そ こ に 心 の 悩 み を 解 く
光 の 在 処 を 示 す 地 図 が あ る
か も し れ ま せ ん (^^)
待合せ
。
知っている言葉ばかりが
浮かんでは溢れ
探していることだけが何一つ見つからない
流れ出た言葉たちが 容赦なく覆い被さって
新しい世界を カーテンのように遮る
願わなくても明ける朝の前で
望まなくても沈む夕陽の前で
とめどなく責めてくる毎日を
この身体と心で迎え撃たなくては
たとえ 空に色が無くても
たとえ 海に波が無くても
呼吸は続くこと きっと最強の証
同じ視線で 世界を探しても
同じものしか見えないもの
思った以上に時間がかかって
やっと 生まれたひとことは
想っていたこと には到底及ばないだろう
だったら
想ったこと それを そこに置いてくれればいい
想ってくれたことが
わたしを そこへ 連れていくだろうから
届けたかったのは これだろう
言葉じゃない方
文字やカタチにはできなかったから
ありがとう 決して消えることはない
邪魔をしていたのは 伝えたい と言う気持ち
想いは 届け 受け取る類
届ける側と受け取る側の間に そっと置く
不安に押しつぶされそうでも そっと置く
新しい世界に そっと置く
きっと そこで 受け取り合うモノ
届けたいだけじゃ 届かないのは
きっと 手渡しできないほど大切なモノだからだろ
想い と 想い 新しい世界で 待ち合わせ-。
知っている言葉ばかりが
浮かんでは溢れ 探していることだけが
何一つ見つからなくても もう大丈夫
探していたのはコトバじゃない
そう 言葉じゃなくて
宝物。
。
『宝物の受け取り方』
明鏡ゆらぎ
おもちゃ屋さんの前で 駄々をこねて
買ってもらった 超合金のロボット
その日のうちに 砂場で遊んで壊した
また拗ねて泣き顔の僕に
おばあちゃんは 何故か嬉しそうに
全然 怒らず 微笑んで僕を眺めていた
カタチのない 大切なモノを
受け取っているんだよ君は
今の君には まだ気付けない大き過ぎて
まだ気付かなくてもいいんだよ
今の僕が 今になってから
受け取るために 温もりは残っていたから―。
小学生ほんのちょっとのことで
掴み合い そしてすぐに絶交
次の日には仲直り また同じ場所で遊んでる
だんだんと遊ぶグループが 大きくなったり
小さくなったりして 仲間が増えたり
転入生が来たら 真っ先に仲間へご招待
カタチのない 大切なモノを
受け取っていたんだよ君は
今の君には まだ気付けない大き過ぎて
いつの日にか 記憶以上になるから
その時はそれでいいんだよ
今の僕が 今になってから
受け取るために 温もりは残っているから―。
誰かと出会い 何かと出会う度
無意識に手渡されている「何か」があって
その時の自分ではまだ気付けないけど
色褪せたり冷めたりすることなく
いつかの君が 気付ける時が来るから その時に
初めて 受け取ることが出来るモノがある―。
カタチのない 大切なモノを
受け取っているんだよ今も君は
今の君には まだ気付けない大き過ぎて
だけどまだ 気付かなくてもいいんだよ
今の僕が 今になってから
受け取ったこれからも
温もりは残っていく
大切にまた 大切な誰かに
手渡しながら
手渡されながら
未来で受け取る宝物は増えていく―。


