おはようございます。

 

 

心と身体をつなぐカウンセリングセラピスト

つぎたにあきです。

 

 

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大津絵のお店でみつけた《笑鬼人形》と、

味噌専門店で買い求めたお味噌2種。

 

 

 

さて。

 

今朝は、2月の記事を再掲しています。

 

 

はっきりとした根拠や理由がわからないイライラや、

おもいっきり活動や行動をしにくい今ならではのモヤモヤ感、

誰に、どこに矛先を向ければいいのかがわからない気持ちを抱え続けるという、

なかなか先が見えないしんどさ。

 

 

でも、

いい大人だし、こんな時期だし、、ということで、

もの分かりよく、なんとなく押さえ込んでいるその重苦しい気持ちと、

ほんのひとときだけでも、ちょっと距離を置いてみませんか。

 

 

フォーカシングで行う『クリアリングアスペース』のやり方です。

 

雑然としたモヤモヤや気がかりを見て、置き直すことで、

心の中に空いたスペースをつくります。

 

 

 

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本来は心の中を整理整頓したい人と、

そのサポートの問いかけをする人の2人でおこないます。

 

一度でもクリアリングアスペースを体験していたり、

何度かの体験で慣れていれば、

一人でやってみるのもいいとおもいます。

 

 

でもやはり、

対話しながら進めていくやりかたが

いちばん効果を実感できるんじゃないかな。

 

 

 

対面の場合は、サポートする人が問いかけをし、整頓する人がそれに答えるかたちで、会話をしながら進めていきます。

 

 

 

【クリアリングアスペース】

 

・久しぶりの友人にあったように、最近どう?と自分の心にたずねてみる。

 

・気がかりや悩みが浮かんできたら、まずはひとつ取り上げ、それを一言でいってみる。

たとえば『家族』とか『これからの仕事のこと』とか『子供のこと』などというように。

いまここでは悩みの内容を詳しく話す必要はありません。

 

・そのことを思うと、どんな感じがありますか?(体や気分など)その感じに気付いておきましょう。

 

・それをどこかに置くとしたら、どんな入れ物に入れて、どんなところに置きますか?

 

・その場所でいいですか?

 

・どんな感じがありますか?その感じに気ついておきましょう。

 

・ほかに何か浮かびますか? ※上に戻って繰り返す。

 

 

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文章にしてしまうとなんだかそっけないですが、

実際にはもっとふくよかで大らか、ときに笑いもおきる、

ゆったりとしたやさしい時間なんですよ。

 

 

 

 

人の頭の中って、

たえず考えやおしゃべりがずっと続いているもので、

クリアリングアスペースを一人ですると、

表現がうまくまとまらなかったり、

気が付かないあいだにふわふわと違うかたちや違う言葉に変化していたりして、

あいまいなまま進めてしまうことが多いので、

ひとりで行うときにはそういうところに気をつけながら行います。

 

 

 

実際に相手と会話しながら(声に出しながら)おこなうと、

「あ、この表現がぴったりだ」

とか

「いやちょっと違うなあ、、」

などがはっきりとわかります。

 

 

 

 

どこに置くか(距離)、

どんな入れ物に入れているのか、

どのような場所におくのか、

どういうふうな置き方で(態度や手さばきや強さ加減など)おくのか、

 

 

などなど、

そういう部分を見ていくだけでも、

自分がその「気がかり」と、

どんなふうに向き合っているのかがよくわかります。

 

 

 

 

そして、もうひとつ大事なこと。

 

クリアリングアスペースでは、

その悩みや気がかりをその場でひもといて解決しようとはしないんです。

 

いま、それを、何かに入れて、そこに、置きなおしておくだけ。

です。

 

 

そうやって、

心の中に雑然と抱えている悩みや気がかりをすっきりと置き直し、

うまく距離をとって眺めてみるんです。

 

 

 

 

『うまくいっている人 = 問題や悩みや気がかりがない人』ではなくて、

 

『うまくいっている人 = 問題や悩みや気がかりとの、自分なりの距離の置き方を知っている人』なんですね。

 

 

 

 

 

クリアリングアスペースをしてみた感じは、どうでしたか?

 

どうぞ、

今日もよい一日を。

 

 

Flow Life Labo   AKI TSUGITANI