借金を抱えてからというもの、非常に苦しい日々が続きました。
毎日寝る前に、なんとも知れない恐怖を感じました。
「取り立てに来たらどうしよう・・・」
「この先どうなってしまうんだろう・・・」
他にもいろんなことを無意識に考えてたと思います。
兎に角怖くて、心を落ちつけるために、斎藤一人さんの言葉を何度も見返してました。
今考えると、面白いですが(笑)
・・・
思えば、恐怖、恐怖だったのです。
いろんな恐怖がありました。
先ほど書いた恐怖の他にも、
「手元にお金がなくなってどうしようもなくなったらどうしよう・・・」
とかも考えていたので、借金の返済日に一応返済はするのですが、またすぐ借りてしまう。
いつか来る、「返済できなくなる日」が怖い、
いつか来る、「あなたには、お金を借りる資格などなかったのですよ」とばれる日が怖い。
まぁ、なんにつけても、「怖い」んですよね。
・・・
借金を通して、自分がこんなにも「恐怖」を感じるのだということが分かりました。
そして、恐怖を感じることを、恐れていることにも気付きました。
これはただの予想ですが・・・おそらく小さいころから、恐怖をためにためていたのかもしれません。
感じたくなどなかったのでしょう・・・。
両親が、お金のことでケンカしている・・・。
父親は、お金を稼いできているが、ギャンブルを重ねている・・・。
母親は、収入がないので、父親に逆らえず、父親と一緒にギャンブルをどんぶり勘定で重ねている・・・。
いつしか、母親は父親のストレス発散のための「ギャンブル」につぎ込むお金を用意するために借金をするようになった。
でも、母親が借金した理由はそれだけが理由ではなかったと思う。
自分の贅沢のためというのもあっただろうと思う。
母親は、罪悪感を抱える。
借金をどんどん重ねる。
貸してくれるところは、とことんある。
だんだんと額がふくらみ、父親にすべてを言うことはできなくなった。
内緒にしている借金。
それでも、ギャンブルを続ける父。
死にたくなる母親。
自分は稼いできて、自分の好きなようにお金を使って何が悪い、というスタンスの父親。
・・・
父親と母親の話は、実際のところはわからない。
ただの自分の予想。
でも、そうやってお金のストーリーの一部を見ながら、自分は何を学んだのだろう。
「借金は、してはいけない」
どうだろう。
すこし掘り下げてみたい。