ユンギはワンブロック下にある
モーテルに向かっているだろう。
ここで僕がすべきことは、ユンギが入ったモーテルをジョングクが見つけられるようにすることだった。
それが僕にできる全てだった。
僕はモーテルの入り口のドア付近に、血のついたティッシュを落として置いた。
ジョングクがユンギをどんなふうに救うのか、どんな言葉で説得するのかも僕には分からない領域として残っている。
ジョングクとユンギをはじめ、全ての友達の決定的瞬間、その最後の瞬間は誰にも介入できない各自の領域だ。
同じ傷を持ち、互いの不安や夢、卑怯さを理解でき、だから自分を見るように相手を見ることができる者にのみ可能なこと。
モーテルの窓を見上げた。
今、ジョングクとユンギはどんな話をしているだろうか。切実な気持ちで願った。
あそこから羽をつけた生き物が飛び立つことを。
どうやら動画の最後辺りが真っ暗になったようです(; ̄ー ̄A
同じものですがあげ直し