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大きな独り言

妻、母、女、人間としての記録と人間観察日記 in アメリカ

日本という国を出てから、
もう長い年月が経ちました。
外から日本という国を見てみて
大きな違和感を感じる部分は
「美しさの基準」です。


女性誌の表紙を見て、
テレビで流れる
コマーシャルを見て、
いかに日本人の美の感覚が
「白人」を理想としたもの
であるのかという事に、
恐怖すら覚える。


私が大学生の頃、『千と千尋の神隠し』が
オスカー賞を取りました。
私は、日本が脚光を浴びたことが
誇らしくなり、DVDを買って
同じ寮に住んでいる
アメリカ人の友達にみせる事にしました。


観はじめて20分ほど経ったところで、
白人の女の子が言いました。


『どうして日本が舞台なのに
全員白人なの?』


あのときの衝撃は忘れられない。
私にはそれまで千尋も
千尋のお父さんとお母さんも
日本人にしか見えていなかったけど
そう指摘されてから、
もう全員が白人にしか
見えなくなったのです。


白人から見たアジア人の外見は
これです。




絶対に↓のようには見られていない。




でも、日本人が日本人のイラストを描くと
どういうわけか
【東洋人らしさが欠如した】
ものにしか、ならないのです。



それに気がついた日。
日本という国は、
戦争に負けた国なんだなという
タイムラグのある実感と共に、
いかに西洋的なものに
日本人が憧れを抱き
英語が不得意なことに
並々ならぬ劣等感を抱いているのか
感じられずにはいられなくなった。


辻褄が合う事実を
認めざるをえなくなったのです。


ある人種が他の人種を
支配下に置くということは
その後も何十年、何百年渡って
心理的な洗脳を
引き起こし続けるということです。

その事に、たとえ当事者が
気がついていなくても


完全にディスりになりますが
今まで、もう数え切れないほど
「ハーフの子が
かわいいから白人と結婚したい」
という日本人女性や
「可愛いハーフの子」を連れたドヤ顔女を
見てきました。


(黒人の混血児はマイナー受けするというか、一部の日本人にはものすごく評価が高いと思いますが、白人みたいに一般的多数から可愛いという称号が与えられるわけではない)


日本人男性をこき下ろしたり
完全に自分がアジア人ということを
忘れているような日本人も。


その度に、あの夜に実感を持って感じた
日本は戦争に負けたという
言葉がぐるぐる頭で回るのです。


価値観が狂わされたのは
黒人も同じです。


ダークスキンの黒人女性は
ライトスキンの男性を
好む傾向にあります。


【Good Hair】の子供が生まれることを
喜んだりする。


ダークスキンの男性と
ライトスキンの女性の組み合わせも
とても一般的。


黒人が抱く美の基準は
白人を理想としたものなのです。



それは本当に
『ただの好み』でしょうか?










黒人女性がヘアケアに費やす
時間と執念とお金は、
尋常じゃないです。


できるだけ白人のような髪型にするために
強い矯正ストレートパーマをかけたり
高価な偽物の髪を縫い込んだり。




1930年代にストレートヘアにする
商品が発売されて以来、
黒人の特徴を隠し
白人のようになるということに、
黒人は躍起になりました。



なぜなら、奴隷制があった時代から
白人の血が混じった黒人は、
奴隷主からより良い待遇を受けられる一方
肌の黒い黒人ほど、重労働をさせられ
価値を貶められ
醜く汚い存在として
扱われてきたからです。


それが現在でも黒人の心理に
否定しようのない影響を
与えているという事実。



一滴でも黒人の血が入れば
【汚れた存在】という
刻印を押されてきたことで
黒人自身が、持って生まれた
黒い肌に誇りを持つことが
できなくなったという現象。


肌の色は様々でも、
↓の写真の人々は
みんな『黒人』とみなされます。





一滴の黒人の血が
自分に入っていることで


同じ学校には行けない。
同じ水飲み場を使えない。
同じバスに乗れない。



どういう心理的な影響を
与えるか、想像できますか?


肌の色を白くしたい。
髪の毛を真っ直ぐにしたい。
白人みたいにならなくちゃ。



それが【白人至上主義】が
有色人種にもたらす影響なのです。
何世代にも渡って。