白人至上的なアジ専がアジア人女性に及ぼす影響 | 大きな独り言

大きな独り言

妻、母、女、人間としての記録と人間観察日記 in アメリカ

※タイトルのみ変更しました

私の住んでいる街には
黒人とのミックスの子供がとても多く、
学校全体の10パーセントが混血である。
そんな街でも、黒人とアジア人の
組み合わせは少数派だ。


私はアジア人と黒人の
カップルや家族を見ると
つい嬉しくてチラチラ
見てしまうのだが、
同じ理由で、向こうも
自分たちを見ていたりする。


ある日、家族と自転車で
ぷらぷら近所を散歩していたところ、
坂の向こうからアジア人女性と黒人の女の子が
歩いてきて、私たちを見ると彼女はすぐに
声をかけてきてくれた。


会話の中で、すぐに共通の
知り合い(前記事に出てくるマックス)
がいることが分かり、
その流れで彼女とFacebookで繋がり、
一昨日、私の夫、彼女の夫のジェイ、
マックスがゴルフに行った。


夫たちがゴルフに行っていた間、
マックスの家のバックヤードで
妻達は6フィート離れつつ
ワインを飲んでいた。
(2020リベラル郊外タウンあるある)


そこでようやく彼女(パティ)とちゃんと
話す事ができたのだが、彼女はタイ人で、
旦那さんのジェイは精神科医らしい。
ジェイは昔の奥さん(黒人)と死別して、
残された3人の女の子を
パティが自分の娘として育てている。



黒人の夫を持つ非黒人の妻が
3人集まった週末の夜(マックスの妻は白人)、
話題はもちろん人種差別あーだこーだである。



パティが『一番胸糞だった話』
としてシェアしてくれたのが、
白人と結婚しているタイ人女性からの
激しい差別である。


ある日、20分ほど離れた街(差別が激しい街)の
タイレストランに娘3人を連れて
食事していたところ


白人男性の隣に座っている
中年のタイ人女性が、突然
タイ語で『N(←差別用語ね)なんかと
結婚してみっともない』とか、

娘たちのことを『猿』と呼んだりとか、
かなり激しい攻撃をしてきたそう。


パティがこう言った。


『何で白人と結婚するアジア出身のアジア人って自分が白人になったような事言うのかしら。見てて痛々しい。』


私自身も、白人の人種差別的な言動よりも精神的にこたえるのは実は同じ日本人からのコメントだったりするので、パティの言っていることは分かる。『あなた自身も有色人種なのにどうしたの?』という気分になってしまうのだ。猿、という形容詞で差別されるのは普通、アジア人なのに。


以下の私の持論をシェアした。



①外国人妻が、アメリカで狭い交友関係の中で白人の夫を通してのみアメリカの文化や歴史を学ぶと考え方が白人っぽくなる。

②外国人妻の選んだ白人夫が人種差別主義者だった場合、妻も人種差別主義的になる傾向がある。

③アジア人を妻に選ぶ白人夫の中には、一定数の割合で【アジア人女性を支配】することで自分の支配欲求を満たすタイプの【アジ専】がおり(注意・当たり前だが念のため...もちろん全員ではない)、こういう男性の多くはモラ男傾向が強く、嫉妬深く、白人至上主義的で、自分の妻の出身がアジアのくせにアジアを見下すような言動をする。

④経済的に外国人妻が独立しようとすると阻止したり、友人関係に干渉してくるようなモラ男傾向の強い男は人種に関わらずいるが、これと人種差別主義的という要素が組み合わさると危険度マックス。
ハイブリッド型白人夫(アジ専+モラ男+人種差別的)の餌食になりやすいのが残念ながら日本人を含むアジア人女性である。自分がコントロールしやすいアジア出身のアジア人女性を狙っている場合が多いからだ。




ここまで説明したところで


マックスの妻のステイシー(白人)が、


『分かるわ。私が直接知る限りでもアジア人女性と結婚する白人男性にそういうタイプいる』


と言った。



興味深いことに
ジョージフロイドを殺した警官も、
奥さんはアジア人だった。ラオスからの移民。
(事件後奥さんが離婚を申請)







前述のタイ人中年女性の夫は、かなり年上と思われる白人男性だったそうで、なおかつこのレストランのある街はものすごく差別があると言われれいる。BLMプロテストがあると必ずトランプ2020の旗を持ったカウンタープロテストがある街。私の仮説でいうと、この女性は(知らず知らず)人種差別主義者の白人と結婚して洗脳されたことで、こんなふうになったのではないか....と思っている。



私は以前下のリンク記事で書いたとおり、誰と結婚しようと、配偶者の考えだけに染まらず、自分なりに物事の解釈をしようとする人が好き。



意見の同意ができない場合でも、『どうしてこうなんだろう』という疑問を持って、問題の全容を理解しようとする努力がある人は、むやみに違う意見の相手を傷つけたり、茶化したような口調で人種差別の話をしたりしないから、建設的な議論がしやすい。


だから、もちろん私自身もできるだけ
客観的でありたいと思うし
反対側の意見に耳を傾けたいと思うし、
そのために勉強し続けたいと思うのだ。
その過程で自分の考えが所々修正される
可能性だってあると思う。
それは悪いことじゃない。


だって、私が考え続ける理由・目的は


アメリカの人種差別問題の解決や
改善方法を探すことであって、
反対意見を持つ相手を
言い負かすことではないからだ。



反対側から見える景色のことを否定せず
黒人人種差別問題の解決策は何か、
という議論ができる
『白人と結婚したアジア人』
を私は尊敬している。